退職が切り出せなかった私の過去。経験者が語る根性の出し方

「退職を決意しました」
たったこれだけの言葉が言えない。

 

自分の経歴を思い出すと転職回数が4回。
ってことは「退職します」という言葉を4回は使っている。

これだけ数をこなせば、さすがに5回目はすんなりと退職を意思を伝えられるか?と問われたら・・・「No」と答える。

 

何度、経験しても嫌なものは嫌だし、緊張するものは緊張する。

上司にムカついていても、いざとなると腰が引ける。
そんな自分でも乗り越えられた。

似た思いをしている人は読んでみてほしい。

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私が思った退職を伝えるいくつかの条件

転職経験4回と言うと簡単に考えて転職するタイプだと思われるかもしれない。
けどそんなことはなく、いつも色んな事を考えて、悩みに悩みまくって判断している。

一番退職を伝える苦労したのはやっぱり初めての会社。

 

伝えることはとても簡単。
「会社を退職することにします」たったこれだけ。

たった一言を伝えるのに2ヶ月もかかった。

退職を伝えるためには、いくつかの条件があるって考えていた。

それは

  • 周囲の同僚に退職することがバレないこと
  • 自分の意思は固いということを伝える
  • 出来るだけ穏便に事を済ます

これは「同僚や会社を気遣って」という気持ちもあったが、それより「自分がスムーズに退職する」ため。

特に「周りにバレないように上司のみに退職を伝える」というのは以外と難しい。

 

退職の一言が切り出せなかった体験談

ちょっと恥ずかしい過去の体験談。

当時20代の半ば。
勤めていた会社を辞めようと思った。

「将来のこと」「仕事のこと」「今の環境」色んなことを考えて転職を決意した。
当時は残業が100時間を超えていたから、働きながら転職という道は考えていなかった。

だから退職を伝える期限があるわけではなく、自分の勝手なタイミングで良かった。

「いつ退職することを伝えようか?」を考えていたが、ちょうど仕事量がピークだった事もあり仕事と生活を維持するのに精一杯だった。

 

一ヶ月後、仕事が少し落ちつた頃。
「よし!オレは明日、課長に退職することを伝えよう」と思った。

別に明日にする必要はないが、このままダラダラと先延ばしてもしょうがない。

最初の切り出し方は「課長すいません、ちょっと話したい事をがあるので、2人だけで話す時間を作ってもらっていいですか?」と事前に決めていた。

 

朝起きると「そうだ、今日退職を伝える日だ」と頭をよぎりいざ出勤。

午前中はいつも通り周りの人の動きも多く、慌ただしいから辞めよう。
午後はトラブルがあり、課長は席を外していた。

残業時間は自分が打ち合わせ。

打ち合わせが終わると周囲の人はやや少なくなり、上司がひとりの時があった。

「よし!今だ」と思って席を立つ。

そのときの緊張はピーク。

 

すると「課長すいません!ちょっといいですか?」と同僚が課長に声をかける。

席を立った勢いでトイレに向かう。
別にトイレに行きたかったわけでもないがトイレに向かう。

「ふぅー、次のタイミングを図ろう」

そう思って席に戻ると課長は周囲の数名と話し合いをしていた。

タイミングが悪い。

 

時間が経つと課長がひとりになった。

「よし、今だ」と思うとノートパソコンを片付けていた。

「あ・・・帰るのか・・・明日にしよう」

このループが約1ヶ月。

「仕方がない」という言い訳を繰り返しながらの1ヶ月。
この1ヶ月間の間「病気か?」と周囲に疑われるぐらいトイレに行ったと思う。

 

周囲に誰もいない環境をチラチラと探しタイミングを見計らって・・・何も言えない日々。

皆さんこんな私を笑ってやって下さい。

 

退職が切り出せない根本原因

退職が言い出しにくい原因。

それは「私はこの会社はダメだと思っている」事を伝えることになるから。

誰に?

それは転職の適齢期を過ぎて、おそらく転職という選択が困難であろう上司に。

 

新しい会社に転職理由を伝えるときは「キャリアップ」「スキルアップ」「新しい経験がしたい」という前向きな言葉が頻繁に使われる。

しかし本当にこの理由で転職した人は何人いるのだろう。

ある転職サイトで「退職のきっかけ」というアンケートを取ったら、下記のような結果になった。
退職のきっかけ

 

結果を見ると、前向きとは言えない理由が並んでいる。
これを伝えても誰も得をしないから別の言葉に置き換える。

そんなことは採用する会社も暗黙の了解で理解している。

そして退職される側の会社も知っている。

 

つまり退職を伝える行為は、上司や世話になった同僚に「私は退職するほどこの会社がダメだと思ってるけど、あなたは頑張れば」と言っているのと変わらないんだよね。

寿退社以外で会社を辞めるという行為はそういう事。

 

それを理解している人ほど、退職は切り出せなくなる。
相手の気持ちを考えれば考えるほど。

上司や同僚と関係性が良ければ、大変失礼な行為になる。
関係性が悪くければ、感情を逆なでするだけ。

だから退職は言い出しにくい。

 

退職に踏ん切りを付ける方法

 
退職が言いにくい人は中には、心のどこかでまだ少し迷っている、という人もいるだろう。
 
そういう時は「あなたが仕事で腹が立った事」を3つ書いてほしい。
もしくは「会社がダメだと思った事」でも良い。
 
書くのはスマホのメモ帳とかではなく、出来れば紙に。
 
そして殴り書きではなく、できるだけキレイな字で。
 
・・・・。
 
・・・・。
 
 
書けた人は次の質問も書いてくれ。
 
「それでもその会社に残る価値や意味はありますか?YesかNoで答えて下さい」
 
こんな質問と回答を書いた紙を持って自分の背中を押していた。
 
こんなことを言うと、ちょっと病んでいると思われるかもしれない。
自分は全く病んでいると思っていないが、もし誰かに見られたら少し病んでいたと思われるかもしれない。
 

人に「退職する」と言いふらすのも手

自分を追い込むために、人に退職することを言いふらすのもひとつの手。

親や友人などできれば定期的に会う人。

友人に「いや実はさぁ、退職しようと思ってんだよ」と言うと「おー、で、次どうするの?」なんて会話になる。

そして次に会った時に「そういえば退職の話ってどうなった?」と言われる。

「いや、実はまだ会社に言えてないだよ」なんて言うと「情けねーなー、スパッと言えよ」なんて笑われる。

そうやって言いふらすと「言わなきゃならない環境」ができる。
自分ができないなら周りを使って自らその環境を作る。

 

ただし会社の同僚に言うのは考えた方が良い。
「内緒だよ」なんて色んな人に伝わり、最終的に上司の耳に入る可能性がある。

会社内で言う場合は「よほど信用できる人」に限定することをオススメする。

 

退職の切り出し方としてメールは「あり」

面と向かって言いにくい人は、メールて退職を伝えるのもありだよ。
 
メールで長々と退職理由を書き出すと足がすくみます。
なので上司に「話したい事がある」との趣旨を簡単にメールで書くことをオススメする。
 
具体的には
  • お伝えしなければならないことがあり、お時間を頂けますようお願いします。
  • お話したいことがあるので、今週中に時間もらえませんか。
  • 退職を考えており、2人で話す機会を作って下さい。
こんな簡単な文面で大丈夫。
すこし遠回し文面でも上司は察します。
まともな感覚の持ち主であればそれだけで全てを察する。
 
特に退職理由などは記載する必要はなく、メールはあくまで2人で話すきっかけを作るだけ。
 
 
それもでビビる自分がいたら、とりあえず上の3つのどれかをメールに書く。
送信ボタンを押さなくもて良いから一度書く。
 
そしてトイレでも行って「戻ったら送信を押す」とだけ決めて戻って来い。
 
押したら「やりゃできんじゃん」ってオレが言う。
だから押せ。

 

転職とは決意するもの、しかし在籍も決意が必要だ

退職を一時の感情で決める人もいるが、多くの人は悩んだ挙げ句だと思う。

そして物事を変えるためには決断が必要になる。
一般的にそう思われいるが、違うと思いませんか?

 

転職、つまりは「会社を変える」という事には決断が必要だけど、「今の会社に在籍し続ける」という事も決断が必要だよ、本当は。
けど多くの人はどちらの決断もせずに、問題の先送りを続けているように見える。

転職をすることも決断のひとつ。
転職しないということも決断のひとつ。

 

少なくてもこのページを読んでいる人は、決断ができる人。

しかし決断は実行しないと意味がない。

たかが「退職します」が言い出せない自分に何ができるのか?
退職の一言が言えずに次の仕事がまともにできるか?

そう考えるとムカついて一歩前に踏み出せる気がしませんか?

退職が言えない人に転職する資格はない。

 

転職は未来を想像することから始まる

あなたが転職を決めた理由はなんですか?

履歴書や職務経歴書に書いた転職の理由ではなく、腹の中にある本当の転職する理由。
転職を考えたときは、きっと未来を想像することから始まった。

「こういった仕事がしたい」と思った人はもちろん、「今の会社のここが納得できない」という人も「転職すれば少なくても今より良くなるだろう」と思えたから、それが転職する動機になったはず。

「未来は明るい」もしくは「未来は見えないからこそ面白そう」
そんな風に思えたのではないだろうか。

人生は一回。
その一回をどう使うかは自由。

退職しない自分と退職した自分を比較してみよう。

あなたはどちらの道を選択しますか?

 

臆病者は常に敵が大軍に見える

退職を伝えるのは言いにくい。

その気持ちは分かるが、一歩動きだせばあっさりです。
やりきってしまえば悩んでいた自分がアホらしく思えるほどに。

「臆病者の目には、常に敵が大軍に見える」
これは織田信長の言葉らしい。

慎重に行動しようと色々考えすぎる人は、きっと敵が大軍に見えているだけ。
そんな心理状態になってる。

戦う前にびびった時点で負けだよ、ってことなんだろう。
確かにその通りだな、なんて思う。

小さいころ跳び箱が怖かったのは、いろんな不安を考えすぎていただけだった。
飛べてしまえばなんてことはなかった。
転んだときだって、自分が思っているほど痛くはなかった。

ひとりのおっさんに退職を伝えることは、他人から見れば大した事がなく、ごくごくありふれた普通の事。

一回だけ。
たった一度だけだから。
根性を見せて飛べよ、と友人から「退職が言い出せない」と相談されたときに言っています。

そして逆の立場になったときは、友人からもっとボロカス言われています(笑)