30代にもなれば業務のほとんどは一人で回せるし、色んな経験を積み重ねた年齢。
体力もあるし仕事を一番抱えているのが、この年齢層になるよね。
新人教育や後輩のめんどうをみている人も多いと思う。
そう。あぶらの乗った世代。
職務経歴書を書こうと思ったら、結構なボリュームになる。
30代で「書けないよ・・・」って人は過去を思い出せないか、表現の仕方が分からないだけだと思う。
おれの失敗体験。とくにかく職務経歴書でアピールしまくった
おれは34歳で転職しようとした。
転職するにはちょっと厳しくなってくる年齢って感じていたんだ。
年齢をカバーするために、より一層経験のアピールが必要とおもったおれは、
まず自分がやってきた仕事を一覧にした。
その中から「これはいいアピールになりそうだ」ってものをピックアップ。
そこからもちろん表現もカッコ良く変えていくわけだ。
「あんなことも出来ますぜー」「こんなことも出来ますぜー」って、
とくかに職務経歴書でアピールしまくった。
自分の中ではもうコレ以上書きようがないって思えるぐらい。
結果は・・・。
4社連続で書類選考落ち。
4枚の「ご応募ありがとうございます。今回は残念ながら・・・」って手紙。
へこんだよ。
というのも、やりたい仕事の目標が明確になっていたから、ターゲットになる会社数が少ないは知っていたら。
崖っぷち状態よ。
しかも、その時は仕事しながら転職しようとしていたから、4社応募するのに半年以上は経っていた。
それぐらい会社選びも時間をかけたし、書類も一社一社アピールするポイントを書き換えて、渾身一発を打っていたつもり。
4社連続で面接すらさせてもらえない状態。
「何かがおかしい」
で、おれは友達数人に作った書類を見てくれって頼んだんだ。
けど、心のどこかではまだ「おまえの書類完璧だな」って言われると思っていた。
友達からの反応は「こんな仕事出来る奴とは、一緒に働きたくないかな」だった。
一瞬にして目が覚めた。タライが頭から落ちた気分。
なぜ失敗したのか?
そう。おれは必死に自分の能力をアピール出来れば受かると思っていた。
けど違ったんだ。
考えてもみてよ。
例えが極端だけど、ソフトバンクの孫さんがあなたの会社に給料20万で働きたいって言われたらどうする?
たぶんあれだけすごい人は、利益はめちゃくちゃ上げるんだろうよ。
けど「そんなこともしらないの?」とか「なんでそんなに能率悪いの?」とか、おれのこと見て思うよね?(笑)
怖くて採用できねーよ。
当然、おれは孫さんみたいな人には足元にも及ばないけど、おれが必死でアピールしまくった職務経歴書は「あつかいにくい人間」「可愛くない人間」だったんだ。
そこからおれはゼロから書き直した。
「こんな実績ある出来るおれみてよ」から「おれの努力だけではなく、周りの人の協力によって成し遂げられた」って。
つまり「コミュニケーション」と「調和」を大切にしまっせって。
まぁ運もあるかもしれないけど、次の会社は受かったよ。
大切なのは採用する側の目線
一体どういう人が欲しいのかっていうのが重要だよね。
それは相手の立場によって変わると思う。
あなたが10人以下の会社の創業者だったら?
あなたが50人ぐらいの2代目社長だったら?
あなたがバリバリ働く1000人以上の部長の立場だったら?
あなたがやる気のない面倒くさがりな部長だったら?
これだけでも「どんな人材が欲しいか」は大きな差があると思うんだ。
まとめ
- キャリアを積んだ人はアピール仕方に気をつけろ。扱いにくい人間と思われるな。
- 大切なのは採用する側の目線に立つこと。