フレックスタイム制の会社はサボれるってマジ?

ある人からメールを頂いた。
詳細は書かないが、ざっくり言うと「フレックスタイム制は楽?サボれる?」という内容。

この質問は、以前に別の人からも頂いた。
気になる人が一定数いるみたい。

確かに私も自分で働くまでは「フレックスタイム制がどういうものか」が分からなかった。
分からないというか「めちゃくちゃ楽だろ」って思っていた。

今回はそのことについての回答を。

 

結論から言うと「フレックス制は『会社によっては』サボりやすい環境」です。
しかし「会社によっては働く人にとって厳しい環境」にも成りえます。

興味ある人は読んでみて。

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フレックスタイムとは、どんな制度?

まずはフレックス制についての説明を。
知ってる人は読み飛ばしてほしい。

フレックスとは「いつでも出勤しても良いし、いつでも退勤しても良い」というわけではない。
フレックスを導入しているほとんど会社は「コアタイム」と「フレキシブルタイム」がある。

コアタイムとは「出勤していないといけない時間帯」。
フレキシブルタイムとは「出勤しなくてもよい時間帯」

一般的には10時~15時がコアタイムになっている。

図にすると下記のようなになっている。
フレックスのコアタイム・フレキシブルタイム

コアタイムに出勤しないと「欠勤」か「遅刻」になる。

月によって労働時間は決まっていて、月のトータル時間がそれ以下にならないように各個人が管理する。
規定の時間以上に働くと残業になる。

フレックスにできる仕事・できない仕事

「フレックスはできる職業」と「できない職業」がある。
フレックスにできる仕事は「個人プレイである程度は進められる仕事」

例えば営業や事務系。

逆にフレックスにできない仕事は、工場など生産の仕事や飲食などの接客。

生産系は一定の人数が一斉に始めないと効率が大きく低下してしまう。
接客は来店人数により、必要な従業員数が決まってしまうため、フレックスにするのは難しい。

 

フレックス制は「会社によっては」サボりやすい環境

前置きが長くなってしまったが、ここから本題。

フレックス制によって、サボりやすくなる会社ってどんな会社か?
それは休憩時間がキッチリしている会社。

例えば製造系の会社は、休憩の開始時と終了時にチャイムが鳴る。
工場の人も事務も一斉に休憩に入る。

また製造系は、休憩以外の飲食を禁止している会社は多い。
理由は、工場の仕事は常に手を動かしているので飲食できず、公平にするため事務も含めて会社全体で飲食禁止している。

休憩時間は会社によって違うが「10時から10分間」「12時から40分間」「15時から10分間」というパターンが多い。

それ以外の時間は休めないし飲み物も飲めない。
(真夏の脱水対策以外は)

もし休憩時間以外に休憩している人がいたら目立つ。
飲食していたらなおさら。

 

しかし、そもそもの話をしてしまうと、休憩時間がキッチリしている会社は、それほど多くない。
製造に関わらない職業の人に「休憩時間にチャイムが鳴るよ」と伝えると「え?何それ?学校みたい」と言う。

休憩時間がルーズで会社からみれば、「フレックスのようにサボりやすい環境」が当たり前だったりする。

フレックス制は「会社によっては」厳しい環境

フレックスは休憩すら取れない環境にも成り得てしまう。

「フレックスタイムは休憩時間がバラバラになるので、サボっても目立たない環境」と言える。

しかしこれは諸刃の剣。
フレックスは休憩すら取れない環境にも成り得てしまう。

フレックスは「自己管理すること」が前提になる。
社員同士が確実に会えるのはコアタイムのみ。
ということは、上司が部下を確実に見れるのはコアタイムのみ。

そしてフレックスの会社は、このコアタイムにしか人が確実に集まらないので、会議が集中する。
会議中は部下の管理はできず、自己管理が求められる。

自己管理とは簡単に言うと「極端に業務が多いとかない限りは、自分でなんとかしろ」ということ。

そこに残業規制があると「休憩時間を潰して仕事する」か「家に持ち帰って仕事する」かの2択に迫られる。

 

ましてやフレックスタイムは仕組みの問題で、効率は下がる。

皆さんも分からない事や不安なことがあれば、日常的に同僚や上司に確認するでしょう。
聞きやすい人、教えるのが上手い人がいるでしょう。

その人に確実に会えるのはコアタイムだけ。
そしてコアタイムは、あなたも相手も会議など集まって行う仕事が詰まっている。

メールで確認する方法もあるが・・・口頭より時間がかかるよね。メールを送る方も返信する方も。

効率が下がるなら、どこかで埋める必要がある。
結果的には、フレックスになると長時間労働やカツカツで仕事やるようになりやすい。

 

何で変わる?「サボれる」と「厳しい」環境の違い

フレックスによって「サボれる環境」「厳しい環境」の差は何か?

もちろん業界や会社の違いもある。
業界や会社の売上が右肩上がりの場合は、仕事量が増え続けるので「厳しい環境」になりやすい。

 

それに加えて所属部署の違いも大きい。
皆さんの会社でも「ある部署は残業が多いが、別の部署は少ない」という差があると思う。

これは「客先との距離感」でおおかた決まってしまう。

客先と密に接する部署とは、それだけ要求を受ける機会が多い。
社内と違って、客先は上下関係があり、一声でスケジュールがガラリと変える対応が求められ「厳しい環境」になりやすい。

逆に客先と遠い関係の部署は、突発業務は少なく計画的に行えるので、残業は少ない傾向にある。

まとめると、フレックスでサボれる環境なのは

  • 会社や業界の売上が下がっている、もしくは横ばい
  • 客先からの距離感が遠い部署にいる

という傾向になる。

しかし「この条件ならばフレックスじゃなくてもサボれんじゃね?」と言われると・・・そうかもしれない・・・

おさらい

  • 休憩時間がキッチリしている会社が、フレックスになるとサボっても目立たなくなる
  • 会社の状態や所属部署によっては、フレックスは逆に厳しい環境

ちなみに「サボれるからといってサボっていいよ」と言ってるわけじゃないよ。

日本では周期的にリストラや失業が増える時期がある。
それは実力ではなく運の要素も大きい。

「会社のためにサボるな」とは言わないけど、いざという時に転職ができるようにサボらないようが良い。自分のために。