転職を考えている人は、一度は手にとったことがあるだろう無料の求人雑誌。
コンビニや本屋の出入り口に置いてあるよね。
そんなみなさんはご存知の通り、良い企業なんて皆無。(関係者の人ごめん)
掲載されている会社はいつも同じ。「いつみても募集してんなこの会社って」って思うでしょ?
でも、なめちゃいけない。
みんなそう思うから競争率の低い穴場でもあるんだ。
たまーにだけど、いい企業があるんだ。
おれの場合は無料求人雑誌で根気よくずっと見ていたら、たまたま希望している会社が掲載されていて内定を取ったよ。
そもそもあの無料雑誌にどうやって掲載されるのか?
無料の求人雑誌の会社は求人に載せる会社に広告料をもらっている。
そこで儲けているから、あの雑誌はタダで配れる。
雑誌の会社には営業マンがいて、いろんな会社に何度も足を運んで売り込む。
何度も押されて人事や総務の人が、「試しに一回載せてみるか~」ってなるわけ。
会社によるんだろうけど、数万円だったら上司への申請がいらない会社もある。
申請がなかったら担当者の判断で気軽に支払いができるんだ。
そんな感じで、たまにいい企業が掲載されているわけ。
無料求人雑誌で良い企業の探し方と思わぬ収穫。
申し訳ないが、求人雑誌で良い企業の探し方はない。
ただただ根気よく見るしかない。
でも根気といっても、慣れて来れば1冊読むのに5分も必要なくなる。
なんせ半分以上は前に見た会社ばかりだから。
コンビニや本屋に行くついでに出来ることだし、大変なことはない。
あとは「今日もいい会社ないわぁ」という自分のため息に勝てるかどうか。
必死で仕事を探している人こそ、そういうため息は出るもの。
ため息に勝つ方法としては社会勉強のひとつだと考えるのがオススメ。
求人雑誌を見ているといろんな情報が得られるよ。
「最近はこの業界の求人が多くなってきたな」とか、「この業界は給料が高いな」とか。
求人が多い業界というのは成長産業か退職率が高いかのどちらか。
なかなか興味がない業界を調べることはないけど、こういった機会に半分勉強だと思って見る。
あと、ある企業を追いかけて見ていると、掲載されている文章や写真が変わったりする。
募集しても人が来ないから工夫しているんだろうね。
「今回の掲載の仕方はインパクトあるなぁ」とか「必死な感じが出すぎて逆に応募する人が減るだろうなぁ」とか思うわけ。
資料の作り方や売り込み方という目線で見るのも勉強になる。
作っている人はその道のプロがやっているわけだからね。
そう考えたとしても正直に言うとそれでもため息は出るよ。
いい会社が見つからないときや、応募したけど落ちた時にはね。
でも、それはまだため息がつける余裕がある証拠。
本当に切羽詰まった人はため息を付く余裕はないはず。
心にゆとりが残っているってことだよね。
だったらもう一度、頑張れるはず。
そう思って、ため息も自分の武器にして頑張ってくれ。
・まとめ
- 広告代理店の営業マンが何度も頭下げるおかげで、稀にいい企業が掲載されている事実
- その会社は競争率の低い穴場の可能性が高い
- 求人雑誌のいい会社を探すコツは、ただただ根気のみ。