前職調査!転職すると前の会社に連絡し調べるってマジ?

転職にはいろんな噂がある。

その噂のひとつが前職調査ってやつ。
前の会社に連絡され「仕事のでき」「人間関係」「勤務態度」などなどを調べるという噂。

これをされたら困る人はいるだろう。

転職する人って「上司に腹が立って我慢の限界」とか「会社の評価基準が納得できない」というのが原動力になっている人が多い。
会社では隠しているつもりでも、態度に出てしまうよね。

また、職務経歴書に大げさにアピールしまくって、本当の事が知れたら後ろめたい人もいるだろう。
等身大の自分がバレたらやばいかな?・・・と思っている人もいるはず。

なんでそんな事が分かるかって?

それは・・・。

「オレがそうだったから」です。

同じ立場の人はきっと気になるだろう。

「本当に前の会社に連絡を入れるってマジっすか?どこまでバレるのさ?」って事が。

ではでは、今回は経験談から前職調査と「転職すると前の会社に連絡されるのか?」について書いていくよ。

気になる人は読んでみてくだされ。

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会社の電話を取ったら・・・前職調査だった!件

もう15年ぐらい前の話(たぶん2003年ぐらい)。

当時ものづくり系の会社に勤めていた。
規模は500人ぐらいだったかな。

その会社にはおかしなルールがあった。

それは定時である16時40分を過ぎると、総務の電話が繋がらなくなる。
そして、その電話は自分が所属していた部署に転送されるというルール。

たぶん総務の人が早く帰れるように、定時すぎに電話を出たくなかったんだろう。
だから定時を過ぎると、色んな内容の電話が鳴るんだ。

例えば「駐車場を工事する件ですけどー」とか「社服の業者の者ですがー」とか。
その度に「すみません。総務の者が帰宅してしまったもので・・・」と言っていた。

営業の電話も多い。
住宅販売やらクレジットカードやら。

中には求人関係の電話もある。

「あのー、総務部の求人を見たんですがー」と。

深夜残業が当たり前だったオレは腹が立って「総務は定時で帰れるぐらいなので募集していません」と電話を切り、上司に怒られたこともあった。
(今思うと求職者には申し訳ないことをした。若気の至りでゆるしてくれ)

そんなある時、定時を過ぎいつも通り電話が鳴った。
後々分かった事だがその電話が前職調査ってやつ。

「すみません、田中次郎様はいらっしゃいますか?」

「田中次郎ですか?えーーと次郎?すみません。どちらの部署の田中でしょうか?」

「おそらく技術部ではないかと・・・」

その田中さんは当時30歳ぐらいで二ヶ月前に退職していた人。

この時点でなんとなく怪しいと思った。

普通は取引先であれば、名刺を渡しているはず。
名刺交換がまだでもメールには電話番号や部署名は必ず書いてある。

なのに部署名が分からないなんてありえないよ。
しかも普通は部署へ直通の電話に掛かってくる。

怪しいと思って、声のトーンを下げてと聞いてみた。

「あのー・・・どんな用件ですか?」

「田中様は何年入社ですか?」

「私より入社が古いので分かりません」

「どのような仕事をされていましたか?」

「え?どのような製品での問い合わせですか?私でも対応できるかもしれませんので」

「いや結構です。仕事上のトラブルはありませんでしたか?」

「今、田中の件でトラブルになりそうなんですが!」

「ツー、ツー、ツー・・・」

黙って電話を切るなど社会人としてあるまじき行為。
社内でひとり怒っていたが、その当時はクソガキでまだ鼻を垂らしていたオレは、何の電話かさっぱり分からなかった。

翌日になり総務に行って報告すると、前職調査でたまに似た電話があるらしい。

その時は「へー、そういうのって本当にあるんだー」ぐらいにしか思ってなかった・・・。

いざ、自分が転職するときに前職調査を思い出してビビるの巻

その電話から数年後。

会社を辞めて転職しようとしていた。
その時は次の仕事を見つけてから退職しようと考えていた。

夜中にせこせこと眠い目を擦り、履歴書と職務経歴書を作って送付。

送付しただけでちょっと達成感があり、休日はダラダラモード。

ぼーっと、誤字があり送付しなかった職務経歴書を眺めていたら「あ。ちょっとオーバーに盛り過ぎか?」なんて思えてきた。

眠かったせいか、もしくは転職への意欲なのか「達成」「成果」「実績」なんて言葉がずらり並ぶものの「半分はオレの力じゃ無くねぇ?」なんて思った。

それと同時に一本の電話を思い出す。

あの前職調査の電話を。

「これ調査されたらやばいかな」と思っても・・・時・・・既に遅し。

前職調査があるタイミングはいつだ?自問自答を繰り返す

転職は不採用になるタイミングというのがいくつかある。

履歴書・職務経歴書の書類選考の後。

筆記試験や適正検査の後。(面接と別日の場合)

そして面接の後。

大きく別けると、この3つ。

前職への聞き取り調査が入るとしたら、どのタイミングだろう?

どこが一番可能性が高いのかと考えると、それは面接の後で入社する前。

書類選考や筆記の段階では、多くの応募者が残っている。
残っている全員に調査をかけようとした半端ない時間がかかる。

会社だってできるだけ少ない時間で調査を行いたいはず。

そう考えたら面接の後に採用の合否を出すタイミングで調査するのが能率的。

つまり採用になれば安心か?

いや、ちょっと待て。

前職調査が遅れてしまい、試用期間に食い込むこともあり得るのではないか?
頑張って新しい会社に馴染み、ちょっとずつ人間関係が出来上がった時に、肩を叩かれる。

「すまんが我が社なりに君の事を調べさせてもらったよ」と言われる。

その時どんな顔をすれば良いのだろうか・・・。

何を言えば良いのだろうか・・・。

クビになるのだろうか・・・。

そんな事を想像すると、本気でまずい気がしてドキドキしてきた。

最後の手段。自ら前職調査を行うの巻

応募したけど辞退した方が良いのか?
何か方法はないものか?

そんな事を真剣に悩んだ。

しばらく考えていたらひとつのアイディアが浮かんだ。

「そうだ。自分が自分の前職調査をすればいいじゃないか?」

転職先がどんな会社でも、情報を出すところは同じ。つまり現在勤めている会社だ。

情報の出処である会社が、情報を提供するかどうかを調べれば良い。

思い立ったらすぐ行動。

おれは自分が有給を取った日に友人に頼み、自分が勤めていた会社へ電話させて、自分自身の前職調査を行った。

はたしてオレの会社は情報を出すのか・・・?

友人はオレの勤めている会社の代表番号に電話して

「カワナベさん(オレ)いらっしゃいますか?」

「少々お待ち下さい・・・。本日はお休みを頂いております」

「カワナベさんについて、伺ってよろしいでしょうか?」

「どのような内容でしょうか?」

「勤続年数はどれぐらいですか?」

「は?」

「勤続年数について教えて頂けますか?」

「どのような関係でしょうか?」

「取引させて頂いている者です」

「・・・すいませんが個人情報に該当されますので、ご本人に確認願えませんか?」

でかしたオレの会社!何かを察してブロックしやがった!

ほっと胸を打で下ろすと友人がつぶやく。

「他の会社にもやってみようぜ」

「え?どこの会社に?」

「友人AもB君も今日休みじゃね?その会社に電話してみようぜ」

面白くなった友人が暴走した・・・。

平日休みの友人に電話し、休みを確認した後に、友人の会社に電話。

どこまでの情報なら出すのかを調べた。

途中で休みの友人がいなくなり、勤務中だと分かっていても電話。

そんな感じで手を変え品を変え、勤続年数や勤務態度やらを聞き出そうとした結果・・・。

まともに情報を出した会社はゼロ。

部署ぐらいは聞き出せても、それ以上の情報はシャットアウト。

クソガキの完全な悪ふざけだったが、学んだ事もある。
それは前職調査とか言っても、対応する会社ってほとんどないってこと。

そもそも前直調査って情報を出す側にはメリットがない

前職調査の噂は知っていたが実際に10件ぐらい電話しても、まともに取り合う会社はひとつもなかった。

なぜだろう?

それは情報が欲しい側にメリットがあっても、情報を出す側にはメリットがないんだ。

なぜ時間を取られてまで、知らない会社のために対応しなければならないのか?

個人情報保護法が出来てからは、本人の同意なしで情報を出すと法律違反に問われる。
そのリスクを背負ってまで、他の会社のために尽くす意味がないよ。

じゃ、なんで前職調査なんて噂があるのか?

ひとつは書いたように昔はあったのは事実。

もうひとつは憶測にすぎないが、転職をさせにくい状況を作りたいって思っている人がいるんじゃないかな?
そんなことを勘ぐりたくなるぐらい、人を不安にさせる情報は根強く残る。

不安な人は自分で前職調査したら・・・

会社は今や個人情報保護法もあり、本人の承諾がないと情報を出せない、となっているが、100%無いとも言い切れないのも事実。

友人は10社ぐらいに電話かけ、まともな情報を出した会社はゼロだったが、これも少ない統計データ。

特に小さな会社では「法律なんか関係ない」って会社もあるだろう。
(大手企業でもあるかな?)

不安な人は自分で前職調査してみたらどうか?

自分の会社が情報を出さない会社であれば、相手がどんな会社でも調べようがないからね。

まぁ、会社に余計な時間は取らせ迷惑がかかるから、積極的にオススメはしないが。

転職ではオーバーにアピールするのは悪か?

そもそも論として、転職でオーバーにアピールすることは悪いことだろうか?
若いときは、職務経歴書の内容をオーバーして、バレたらどうしよって思っていた。

でも、よくよく考えてみるとだ。

「職務経歴書って何のために提出するのか?」って疑問に思うんだ。

職歴を紹介するため?
いや、単純に職歴を伝えるだけであれば、履歴書に書く場所がある。

そう考えると職務経歴書は「あなた職歴を教えて下さい」って意味じゃない事が分かる。

では何のためか?

職務経歴書を提出させる意味は「職務経歴を題材に我が社に自己アピールしてくれ」と言われているんだ。

アピールする為にはどうすれば良いのかは、街中にいる営業や販売する人に見れば分かる。

例えば車を売る営業は「この車はスライドドアで室内も広くて、とっても使いやすいですよ」と言う。

他社の車はもっと室内が広い車があり、その事実を知っていても言わない。

ましてや「去年この車の事故死者数は50人でした」とは絶対に言わない。
(個人的には車種別の事故率って、車を買う上でとって重要な情報だと思うのだが)

つまり「良い事は更に際立つように」「悪く事は伏せる」という工夫をしている。

その工夫をアピールと呼ぶ。

まったくの嘘は良くないが、表現の拡大は転職に限らず、みんな日常的にやっている事なんだよね。

ただし、物の販売と転職は大きく違う点がある。

それは販売は売るのがゴールだが、転職は内定がゴールじゃない。

自分を大きく見せることによって「本当か?」と審査されるのは内定後の話。
つまり自分を大きく見せれば見せただけ、自分がそこに近づかないといけないんだ。

しかしこれが転職の醍醐味だと思ってる。
みんないろんな表現を使って「自分が仕事できる風」を装う。

その「できる風」が大きければ大きいほど、その風が強ければ強いほど、会社は当然期待する。
期待されて「出来ません」「分かりません」とは言えない。

隠れて勉強し睡眠を削っても必死に「できる風」に自分に近付こうとする。

そのときは地獄としか思えない状況だけど「あのときほど必死で打ち込み、自分が成長したと実感できたことはなかったなぁ」と必ず思えるようになる。

ウソが大きければ大きいほどね。

誰かに期待されると人はそこに近付こうとするんだよ。

そして根がグウタラなオレは、こういう環境を自分で作らないと何もしないと自分でよく分かっている(笑)
今まで何度も転職したが、その動機のひとつがこれ。

前職調査を不安に思うぐらいなら「ウソを本当にすれば良い」「必ず仕事で返してやる」
そう意気込んだ方が、あなたのためだし、会社のためにもなると思うわけ。

皆さんも大きな拡大表現を使って自分を大きく見せろ、そしてそこに近づけ。

ちなみにハッタリだけでなんとなった体験談は「【転職の裏技】実務経験3年以上の応募資格。未経験でも内定を取った経験談」にも書いてから時間がある人は見てみて。

おさらい

  • 前職調査する会社があったとしても、情報を出す会社はほとんどない。
  • 転職には自分を大きく見せる工夫が必要。自分を商品だと思い売れ。
  • 内定後は良く見せた分だけ、そこに近づく必要がある。
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