求人で見かける「社員旅行あり」がメリットに思えない件

今回はちょっと雑談を。

皆さんはどんな方法で求人を探していますか?
多くの人はインターネット・ハローワーク・求人系雑誌で探しいるでしょう。

その求人を何から見ますか?
オレの場合は職種(仕事内容)・勤務地・給料・ボーナスを優先的に見ている。

それをざっと見て「お。良さげだな」と思ったら、その他の詳細を見ていく。

休日日数はどうかな?社会保険はどうかな?退職金はどうかな?
これらを見て「悪くない」と思ったら、ぐぐっと姿勢が前のめりになる。

そして、隅から隅まで求人の詳細を見ていくと・・・・待遇・福利厚生という部分に「社員旅行あり」の文字。

・・・。

・・・。

・・・。

「お!この会社って社員旅行あんじゃん!ラッキー」って思う人っているんですか?

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歴史から見る社員旅行の必要性

そもそも社員旅行が出来た理由は何だろう?って疑問に思う。

社員旅行の歴史は旅行代理店の歴史を調べると分かる。

初めて旅行代理店が出来たのは1905年(明治38年)。
今から110年以上前になるんだね。

でも、その時の時代背景が良く分からん。

だから知り合いの年配者(70歳過ぎ)に聞いてみたいんだ。
「昔の社員旅行ってどんな感じだったの?」って。

すると即答で「楽しみだった」と返ってきた。

昔はお金を貯める余裕なんてなかった。
旅行なんて一部のお金持ちだけができる行事で、一般庶民には夢のような出来事だったそうだ。

そもそも週休二日ではなく、休日日数は今よりも少なく時間がない。

費用は全額会社が負担するところが多く、連休が少ない時代に2泊3日で行われていた。

社員からすると滅多にない連休。
しかも行った事のない知らない土地に行ける旅行。
費用はゼロ。

つまり会社から「一年間ご苦労様でした」のご褒美的な扱いが社員旅行だった。

なるほどなぁ。昔と今では働き方も旅行に対する感覚も大きく違う。
楽しみになる気持ちも分かる。

「年配者の話は聞いてみるもんだなぁ」って改めて感じたよ。

時代は流れて現在。社員旅行は必要あるか?

では現在の社員旅行はどうでしょうか?

費用面では会社が全額負担している、という話は聞いたことがない。

自己負担と会社負担の割合はざっくり半々。
自己負担は積立方式で、給料から天引されている。

そして社員旅行で多いのは一泊二日。
ちょっと前は金曜日の出勤時間から社員旅行がスタートする会社があったが、現在は壊滅状態。

出勤時間に旅行に行くと問題があるんだよ。
旅行中のケガやトラブルは業務中に起きたことになるから、会社は責任を問われてしまうんだよね。

だから現在の社員旅行は金曜日の定時過ぎから始まる。
もしくは土曜日の朝から始まるパターン。

旅行の感覚も今と昔では違う。
車や新幹線もあり、旅行なんてその気になればすぐに行ける。
行こうと思えば今週末にでも行ける。

上手くやくりくすれば、ひとり1万円あれば旅行に行くことだって可能。

これって・・・社員旅行ってもう不要なんじゃないか?

みんな社員旅行に行きたいのか?

自分自身の体験談として5つの会社を経験した(転職回数4回)。

そこ中には社員旅行がほぼ強制の会社もあった。

社員旅行は強制ではないが、旅行の積立は強制のところもあった。

その時の社員旅行の参加率は8割ぐらい。
行かない人は返金されなくても、参加率は8割ぐらいだった。

そして今勤めている会社は旅費の積立は任意の会社。
旅費の積立している人の割合は全体の7割。

ひとつの会社の事例でしかないが、3割の人は「社員旅行に行きたくない」って思っているってことだよね。

そして参加率はもっと減る。

お金を払っても行かない人、行けない人が1割ぐらい存在する。
そうすると社員旅行の参加率は全体の6割ぐらいに留まる。

この6割の中で本当に楽しみにしている人は、何割なんだろうか?

同僚の声を聞くと社員旅行で、はしゃいでいる人もいるが「また部長に飲まされんだろうなぁ。エロ話ばっかりだし。嫌だよねぇ」という声もある。

付き合いで仕方なく行っている人も少なくないだろう。

社員旅行の日だけ早く帰れる謎

サラリーマンをやっていて未だに謎に思っていること。
それは社員旅行の日だけ早く帰れる人がいるってこと。

深夜残業が当たり前の会社でも、なぜか社員旅行の日は早く帰れる人がいる。

上手く調整している?
もし調整ができる仕事なのであれば、他の日も早く帰れるように調整しろよ・・・。

ちなみに仕事をぶん投げる行為は、調整とは言わないよ。

ある時から社員旅行に行かなくなったら周りの反応は・・・

ここまで社員旅行の事を悪く書いてしまったが、実はもう何年も参加していない。

理由は定時に帰れないから。

入社して新卒の1年目以外は、社員旅行の日に定時で帰れたことがない。
そうするとバスに乗れずに、一人で車で向かうことになる。

もちろん他にも帰れない人もいるが、相乗りが苦痛だから1人で向かう。

このパータンがずっと続いていたから、ある年から社員旅行を辞退したんだ。

すると周りの反応は
「お金が返金されないのだからもったいない」だった。

「あぁ、すいません。その日は用事ができちゃいましてぇ」ってお茶を濁した返事をしている。

もし・・・本音が言えるのであれば・・・お金より時間の方がもったいない!

だから旅費は出す。
けど旅行は行かない。

お金は時間を使えば買うことができる。
けど、時間はいくら積んでも買うことができないんだよなぁ。

求人に「社員旅行あり」と書く会社のセンスを疑う

ある会社では面接する立場をやっていた。
面接すると言っても、採用の判断するのは部長で、おれの立場は助言する程度。

しかし自分の部署の求人の内容については、オレの判断に任されていた。
(まぁ、雑用だけど)

ある時に総務の人から「インターネットに出す求人の内容はこれで良いか?」と問い合わせを受けた。

その求人内容をチェックしているとこんな文字。

★★★社員旅行あり★★★

おれはこの文字を消せと伝えた。

理由は

・社員旅行ありという事が、良い人材が集まる理由にならないから
・社員旅行があるからこの会社に行きたいな、と思う人が仕事が出来ると思わないから(すげー主観だが)。
を並べて赤文字で強調しているのが下品だから。

こんな内容で伝えた(言い方はもっと優しいが)。

そして出された求人を見ると、なんと「★★★社員旅行あり★★★」の文字が復活。

どうやら総務の部長にひっくり返されたらしい。
その言い分は「社員旅行のがある事で応募が集まるだろう」らしい。

もちろん人は考え方が違う。
いろんな考え方があっても良いと思う。

ただおれの感覚では「社員旅行がある事で人が集まると思っているセンスを疑う」

社員旅行制度をぶっ壊す方法とその先にあるメリット

社員旅行が好きな人もいるだろう。
けど、もし社員旅行が無くなるとボーナスが増えると言われたらどうする?

おそらく多くの人が「ボーナスが増えた方が嬉しい!」と答えるだろう。

じゃ、ここで会社側から見た社員旅行の仕組みについて。

社員旅行というのは、会社では福利厚生費として経費で処理することが出来る。
経費で処理すると税金が減る。

会社から見れば「どうせ税金で持っていかれるなら、社員旅行で使っちゃえ」である。

この経費という言葉がキーポイント。
どんな条件でも経費になるか?と言われたらNoなんだ。

例えば社長一人で海外旅行で遊びまくった金が福利厚生の経費になり、税金が低くなったらおかしいよね?

それは税務署がゆるさんよ。

福利厚生という名のもとに経費にするんだったら、社員旅行の参加率というのが問われてしまうんだ。

この参加率の基準は50%以上。

50%以下になったら経費として使えない。
会社からすると経費することができない、ってことは社員旅行は廃止に追い込まれるんだ。

仮に廃止になったらどうなるか?
それは別の経費として使おうと考えるだろうよ。

その経費として考えられるのはボーナス。

ボーナスって会社が儲かったら増えるでしょ?
あれは経費として使うために増やしているんだ。

給料というのは、よっぽどの事がなければ減ることはない。
「今年は会社の売上が半分だから、減給になっちゃったよー」って聞かないでしょ?

逆に「売り上げがやばいから、今年はボーナスが出るか分からん」って話はよく聞く言葉。

これは会社が儲かったら、ボーナスで調整する仕組みがあるんだ。

決算時に支払われる賞与だから、ボーナスって別名で決算賞与って呼ばれる。

つまり社員旅行がなくなれば、ボーナスが増える可能性が高い。

実は社員旅行を廃止することでこんなメリットがある。

皆さんは社員旅行として年間で2万円ぐらい天引きされているのではないでしょうか?
もし会社と折半の場合、会社も2万円分使っていることになる。

社員旅行が無くなれば、この2万円がボーナスに転化され、その金で家族や気の合う友人と旅行に言っても良い。

もちろん旅行に行かずに趣味や買い物に使ってもいい。

皆さんも今年の社員旅行は欠席されて、参加率を下げてみてはいかがでしょうか? (うまく別の経費で処理されたら、みんなで泣きましょう)

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