コンサルタントの仕事って何?コンサル業を疑った話

今回はあまり転職に関係ない雑談を。

コンサルタントと名乗る人物と会ってきた。

コンサルタントってなんかかっこいい響きだよね。
けど、実際に何をやる仕事なのか?よく分からないんだ。

そもそもコンサルタントってどんな意味よ。
調べてみたら「助言・指導を行う相談役」だって。

で、おれが会ってきたのは経営コンサル。
それも飲食店を専門とした経営コンサル。

なぜコンサルタントと会うことになったかというと、友人が飲食店を始めるんだ。
サラリーマンを辞めて、小さいが一国の主になる。
飲食店って結構、潰れる店も多いよね。

特にラーメン屋と居酒屋は「あれ?ここ店変わってね?」って事がよくあるよね。

それが友人の身にも来るかもしれない。
そしたら借金を抱えるかもしれない。

けど、そのリスクを背負って友人は「やる」と言っている。

おれはチャレンジャーである友人が好きだ。
やっぱ「戦う男」は無条件でかっこいい。
いや「戦う女」もかっこいい。

自分がどれだけ力になれるか分からないが、出来ることは手伝おうと思っている。
実務は皿洗いぐらいしかフォローできそうもないから、せめて知識を・・・と思いインターネットや本でいろいろ調べ事をしている。

友人も最近「話きいてくれよー」ってよく家に来る。

で、ちょっと前に「業界の横の繋がりでコンサルを紹介されたんだよ。今度会うんだけど一緒に来ない?」
って言われたんだ。

おれは二つ返事で了解した。

おれ自身、コンサルタントと名乗る人物がどんな人なのか気になった。
プロのコンサルタント業とはどんなものなんだろうって。
素人のおれがまったく予想もできるないアイディアを持っているんだと思うんだ。

ちょっと会う事が楽しみだった。

しかも、そのコンサルタントは飲食経営の本も出しているらしい。
もしかしたら・・・すごい人なのかも。

そう思い楽しみにその日を待った。

で。

でだよ。

会ってきたよコンサルタントに。

結果はクソ。

言っちゃ悪いが聞く価値のない話を聞かされた。
誰でも調べれば分かることを聞かされたんだ。

でもね。
その時、感じたのは。

もしかしたら、コンサルタントの仕事自体がクソなのかもって。

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コンサルタント業の仕事とは一体何だ?

コンサルは言っていた。

「売上を上げるならば・・・した方がいい」

「確実にリピーターを呼ぶには・・・した方がいい」

「繁盛店の特徴とは・・・」

「適切な店舗の規模は・・・」

「立地条件とは・・・」って。

こうすれば成功する!ってなことを色々言っていた。

だから聞いてみたんだ。
「成功するのであれば、なぜあなたは飲食店を経営していないのですか?」って。

そうでしょ?
人にいろいろ教えられるほどの知識があり、成功する方法を知っているのであれば、なぜコンサルタントをやっているのか?

するとそのコンサルタントは
「いやぁ昔はやっていたんだよ」だって。

「はぁ?昔やって成功したのであれば、なぜ今は飲食店を辞めたのですか?」
「まぁ、年齢も年齢だしね」

さっぱり理解ができない。
年齢ってなに?

その人の年齢は見る限りは50代前半だろう。
50代は飲食店はできないのか?

その時、コンサルタントの心理というか心の声が分かってしまった。

「飲食店は一食売って800円。
その内、利益は200円。
100人お客さんをさばいても2万円。

店の大きさは決まっている。
席数が決まっている以上、売り上げに天井は計算すればすぐに分かる。

このラットレースはいつまで続く?
歳も歳だし疲れた。

けど、飲食店以外にやったことなしな・・・
そうだ!コンサルをやろう!

飲食店は初期投資が高い。
飲食専門雑誌では平気で初期投資は1500万とか相場を書いてる。

どうせみんな借金だ。
コンサル料も銀行融資の一部に盛り込めば50万や100万は平気で払う。

見てみろ自動車を。
車体価格が200万だからって、運転席の足元にひくフロアマットで2万円も払う。
ホームセンターに行けば数千円が「車種専用マット」という名前を付ければ、2万円まで跳ね上がる。

これは全体の価格に酔ってしまって、金銭感覚が狂ってしまっているんだ。
レタスは50円高かったら買わないのに。

飲食店の初期投資1500万円に比べればコンサル料金なんて小額。
税金で200万ぐらいは 補助金を取れる。
それをこっちに懐に入れればいい。
相手は補助金を貰う方法すら知らないおバカさん。

問題ない!
補助金の横流しで飯が食っていける!
コンサルだ!
そうだ!時代はコンサル!」

そんな声が聞こえてきたんだ。

もしかしたら、おれの心がねじれているから、そんな声が聞こえただけかもしれない。
きっとそうに違いない。

けど、ひとつだけ譲れないこと。
それは「儲かるならお前がやれ」である。

コンサルタント業が出来るコンサルタントとは

おれがあったコンサルタントがたまたまダメだったのかな?とも思ったよ。
けど、経営コンサルだったら、経営のプロのはず。

なんせ人に教える立場なのだから。

けど、経営コンサルはその業界で経営して成功し続けている人でなくてはならない。
元経営者なら、辞めた理由が明確じゃないと裏があるように感じる。

現在コンサルタントの経営者であれば「コンサルタント業のコンサルタント」だったら出来るだろう。
それだったら説得力がある。

そして飲食店の経営をしている人は、みんな必死で他人のコンサルをやる暇はないだろう。
特に儲かっている人ほど、暇がないんだと思う。

そう考えたら・・・コンサルタントの仕事ってなに?

仕事の定義とはなんだ?

仕事とは一体何だ?と問われたら「納期と責任」と答える。

納期や期限があるから仕事は苦しい。
責任があるから仕事は辛い。

納期も責任もない仕事は仕事とは呼べない。
そう思っているんだ。

例えば「宇宙ロケットを開発して」と無茶ブリされても、納期や責任がないなら「はい。分かりました」と言える。
だって納期も責任もないのであれば、やらなくても良い仕事だから。

コンサルタントとは相談役という意味。
相談役とはつまり責任を取らないという意味なんだよ。

アドバイスはするが責任は取らない。

そういう意味ではコンサルタントは仕事と呼んでいいのか?

そして最後に。

おれは友人を見て「戦う男」はかっこいいと改めて思った。
当時に責任も取れないコンサルタント業とは「戦わない仕事」だと思ったよ。
(こんなこと書いたらまた苦情のメールが来るんだろうなぁ。けど俺は戦う。もしくは男らしく謝る)

飲食店開業までの後日談

コンサルタントは開業資金として500万〜700万円は必要と言っていた。
これでも飲食雑誌に書かれている一般的な相場より金額より安い方。

で、結果としては友人が開業にかかった費用は300万円。

もし飲食店を始めようとしている人が、300万円って聞いたら「ウソだ」と言うかもしれない。
だって飲食専門の雑誌にはこんなこと書いてないからね。

もちろんあの手この手を尽くした。
おれもめっちゃガンバった。

もちろん厨房設備は中古。
そして建物は居抜きといって、以前に飲食店をやっていた建物を借りた。
でもこれはコンサルタントも想定して金額を算出していたこと。

一番何が違うこと言うと建築費。
これを徹底的に分散発注したの。

建築屋さんって注文受けると、別の会社に注文するんだよね。
建築屋さんといっても一から十まで出来ない。

トヨタ自動車は自社だけでは、車を一台も作れない。
ソニーはCDプレイヤーを自社だけでは、一台も作れないだよ。

生産も設計だって外の会社お願いしないと成立しないだよ。

どこの業界も大差はないよね。

建築屋さんはいろんな専門会社に依頼してひとつの建物にする。
つまりは下請け業者を複数使っているって事。
けど、外注先も人で不足とかなら、そこから小さな会社へ外注する。

孫請けと言うやつ。

複数の会社が外注して、数パーセントづつ利益をのせる。
この積み重ねが大きい。

中間マージンに中間マージンが乗り費用が高くなるなら、中抜きすればいい。

これがコスト面で大きかった。
その代わり業者が毎日のように入れ替わるから調整が大変。
AをやらなきゃBが出来ないみたいなことが多いみたい。

その辺の調整は友人に丸投げ。
コンサルタントはそこまでできないよ。
使う時間と労力が半端じゃないからね。
つきっきりになれないコンサルタントはビジネスとして成立しないと思う。

それに加えて、余った内装の部材を譲ってもらった。
友人は高級レストランをやるわけじゃない。
清潔である必要はあるが、デザインにこだわる必要がないんだ。

だから直接業者に会いに行って「余った部材ってないっすか」って聞いてみたんだ。
最初に見積もりお願いした建築屋は結構大きな会社だったから、結構堅くてピシっしているのよ。

それが下請けのおっさんは違った。
「なんだ兄ちゃん。これいらねぇから、持って行くかー」とか言って譲ってくれた。
何度も足を運んで事情を話て人間関係を作ったつもり。

きっと地元の若造に見えたから、可愛がってくれたんだろう。
そして友人は身銭を切り責任があるから、その必死さが伝わったんだろう。

果たしてこの作業をコンサルタントが出来ただろうか?
雑誌やインターネットに乗ってないことを知っているのがコンサルタントではないのか?

もしかしたら三年後は友人の店は潰れるかもしれない。
だからこそ、リスクを最小限にするために、出来るだけ少ない投資にすべきだと思うんだ。

はっきり言おう。
おれはコンサルタントに会って、コンサルタントの仕事を知って、コンサルタントの仕事を疑うようになった。
本を書く暇あるなら、友人のように走れよ。

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