転職エージェントと転職サイトの違い。歴史と仕組みを知り使いこなせ

現在では転職サイト・転職エージェントの存在を無視して、転職することは難しくなってきた。
昔は転職サイトの存在は弱く、新聞の折り込み求人、ハローワーク、雑誌系が強かった。
けど今は逆転している。

求人数だけみても、圧倒的に多いのはインターネット系。

つまり効率よく転職する場合、いかに転職サイト・転職エージェントを使いこなすか?が重要なカギになる。

その為には転職サイトや転職エージェントが作られた経緯を知ることが大切。

流れを知れば、使いこなす方法も見てくるもんだよ。

SPONSORED LINK

転職サイトが出来た流れ

転職サイトが出来たのは、そんなに古いわけじゃない。
というか、インターネットが一般庶民に広まってまだ約20年。

オレは30代後半のおっさんだから、大学を卒業し就職したのは2001年。
ちょうど2000年前後に新卒用の「就職サイト」や「転職サイト」と呼ばれる会社が有名になってきた頃。

その頃の就職活動はパソコンに強い人は就職サイトを使い、パソコンが買えない人は、学校に来る就寝や合同説明会に参加して見つけるしかなかった。

転職サイトが出来てまだ20年でも、運営している会社は歴史が古い会社が多い。

では転職サイトを運営している会社は、もともと何をしていたのか?

もともとは求人雑誌や新聞の折込求人を作っていた会社。

一般的には広告代理店と呼ばれている。

広告代理店の仕事は2つ。

ひとつは広告主に営業して「広告を出してくれる企業」を探す事。

もうひとつは「求人をより多くの人に見てもらう」こと。

紙がネットに変わっただけで、今も昔も何も変わっていないんだ。

求人をネットや紙に乗せる事で、広告料を得ている。

余談)雑誌はどうやって儲けているのか?

求人雑誌だけではなく、女性誌やマガジンやジャンプ等のマンガはどうやって儲けているか知っていますか?

雑誌の販売料で稼いでいる、と思っている人が多い。

週間マンガの相場は300円ぐらい。
この300円で漫画家や編集者の給料、印刷代がまかなえるはずがない。

大きな収入源は広告料。

売れている雑誌の広告料は200万円ぐらいはかかるんだよ。(特に女性誌は高い)

求人雑誌も同じ。

広告料があるからほとんどの求人雑誌は無料で販売できる。

その広告料を決めるのは購読者数。

無料にすると購読者数が増えるから広告料は高くなるって仕組み。

転職サイトも基本は同じ。
多くの人が見てくれる有名サイトは、それだけ広告料も高い。

転職サイトに不満を持つ企業が登場

転職サイトや新卒の就職サイトに求人を掲載した会社の中には、不満を持つ会社が出てきた。

インターネットとは便利で、広告を載せると全国に一瞬で情報が届けられる。
これが広告主にとって、最大の利点であり、同時に欠点にもなった。

それは有名企業に数えられない程の応募が集まったこと。

求人にたくさん応募があるってことは、会社から見るとそれだけ選択肢が増えるということ。

嬉しいことではあるが、処理ができないほど集まったらどうにもならん。

特に新卒の採用は求職者が集まりすぎて、どうにもならない状態が続いた。
そこで始まったのが「大幅な足切り」と呼ばれる作業。

足切りとは、一定の基準以下の学力や学校名の人は、問答無用で不採用すること。

つまり「大学の偏差値が55以下の学校は、無条件で不採用じゃー」ってやったわけ。

新卒に対してはこれで良かったのかもしれない。(本当は良くないが)

けど、転職サイトは上手くいかないんだ。

企業が一番うれしい転職者とはどんな人?

それは「経験を持ち即戦力になれる人物」。

「即戦力になれる?なれない?」を数字で判断することは難しい。

転職者は数字で判断しづらいって会社は困ってしまった。
そこで登場したのが転職エージェント。

転職エージェントが登場により生まれた変化

転職者は職歴がみんな違う。
経験してきた事も違う。
経験年数も違う。

これをある一定基準で即戦力か見分ける事はできないよ。

つまり機械的な足切りが出来ずに、人の判断が求めらる。

かと言っても、求人募集する度に沢山の書類選考もやってられない。

そこに掛かる人件費もハンパない。

ここで登場するのが転職エージェントと呼ばれる会社。

転職エージェントは困っている会社に言う。

「今まで書類選考にたくさんの時間をお使いになられていますが、これからは安心して下さい。その業務は我々が受け持ちます。そして良い人材を御社に送ります」って。

つまり会社から見ると、人事部の外注化。

そして転職エージェントは広告料ではなくて成果報酬に変えた。

転職者が内定をもらえると報酬金が貰える仕組み。

その報酬金は転職者の月給の3か月~4カ月分ぐらい。
つまり年収500万の人を採用したら200万~150万。

これを高いと思うか安いと思うかは会社による。

人事部の人件費と比較して、人事部よりさらに良い仕事をしてくれれば安い。
転職エージェントでよく「非公開求人」って見かけるでしょ?

それは目的が人事部の人件費の削減だから。

公開すると人事部は書類選考や、転職者からの問い合わせで、人件費は削減できない。

それと転職エージェントには良い求人が集まるという噂もある。
これは半分正解で半分間違い。

正確に言うと「一般の人が憧れる有名企業が多い」が正解。
つまり名前にブランド力がある会社。

有名企業は沢山の求人が集まり、それだけ選考に人件費がかかるから「人事部の役割を転職エージェントに委託したい」と考える。

ただし「有名企業が働く人にとって本当に良い会社か?」と言われると話は別。

なんせ自分が若い見た良い会社と思った有名企業は、ことごとくリストラしている現実を見ているからねぇ。

「有名企業=良い会社」と定義するなら、転職エージェントには良い会社が多いというのが正解。

転職エージェントに不満を持つ企業も・・・

初めて転職エージェントを使った会社は驚くことになる。

その理由は、転職エージェントから送られる来る人材がみんな優秀だから。

「転職エージェントが連れてくる人材は優秀だね。さすがプロ!うちの人事部とは違うね」って感じることになる。

しかしそこにはカラクリがある。

転職エージェントは転職者が内定を取りやすいように、我々に手を貸している。

しかも無料で。

転職エージェントには「職務経歴書の添削サービス」や「面接対応に関するアドバイス」などのサービスがあるのが当たり前。

我々求職者を優秀に見せかけ、企業から内定を取れるように指導する。

指導しないと内定率が上がらず、成果報酬が貰えないから、力を貸してくれる。

ただね。

職務経歴書を完璧に作り、面接対応が素晴らしい人が優秀だとは限らない。
ましてや転職エージェントに作り上げられた「見せかけの優秀さ」なら尚更。

職務経歴書も面接対応も、普通に募集してきた人と比べて優れている。
けど仕事をやらせたら「期待値より低い」って事になっている。

今、企業が転職エージェントに困っているのはこの「見せかけの優秀さ」ってところなんだ。

「優秀に見せかけ」に対する今後の会社の対応

転職エージェント経由で来る転職者に対して、企業は対策して来ているのが今の段階。

会社はどんな対応して来ているのか?

それは転職エージェント経由できた人材は、ちょっと採用のハードルを上げている。

少なくてもオレが今勤めている会社には、そういう動きがある。

それと面接回数を増やしている会社もあるらしい。

以前から一次面接、二次面接がある会社は普通にあった。
けど、二次面接は社長や役員が面接官になっている会社が多かった。

一代目の社長だったらそれも当然だと思う。

けどサラリーマンから役員に上がった人は、会社の全部署に熟知しているわけじゃない。

そうすると希望の職種に対して、理解が低い人が面接をしているってパターンが多かったわけ。

そこに希望する部署の部長か課長も加えて「より専門的な面接を2回やりましょう、」って傾向になっている。

そうなってくると転職エージェントでは対応できなくなるだろう。
転職エージェントに専門知識があるわけではないからね。

ってなるとだ・・・。

ここからは個人の力量が試されることになる。

この状況はある人から見れば「よっしゃ」だけど、ある人から見れば「やばい」って状況。

けど、そんなビビることはない。

それでも5年前より転職はずっと楽な状況。

なんせここ数年から求人倍率は上がり続けているからね。

詳しくは「転職に有利な時期は何月なのか?を調査した結果は?」を読んでみてくれ。

SPONSORED LINK
SPONSORED LINK

シェアする