コネを使って入社する人の現実。転職のデメリットを背負う

転職において一番楽に入社する方法。
それはコネを使った入社である。

皆さんはコネ入社にどんなイメージがありますか?,
おそらく良いイメージではないかと。

しかし、コネを使った入社は実はとても多い。

そしてコネ入社は求職者はもちろん会社側にもメリットがある。
デメリットも。

今回は「コネ入社の現実と知っておきたいデメリット」について。

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コネ入社って普通にある現実

普通の会社って実はコネ入社だらけ、ということはご存知ですか?

そもそも日本企業には同族企業と呼ばれ、同じ家系の人が社長や重役を務めている会社が多い。

その数は日本全体の企業の97%と言われている。

皆さんが知っている有名企業もほとんどが同族企業。

例えば

  • トヨタ自動車(自動車関連)
  • キヤノン(カメラ・ビデオ等)
  • タカラトミー(おもちゃ)
  • 森ビル(不動産)
  • 竹中工務店(建築)
  • スルガ銀行(金融)
  • 講談社(出版)
  • 朝日新聞(出版)
  • 伊藤園(飲料)
  • 森永製菓(お菓子)
  • 山崎製パン(食品)
  • 小林製薬(医薬品)
  • イオン(小売)
  • ヤマダ電機(小売)

全部、同族企業なんです。

一部の大企業にサラリーマン社長がいるだけで、ほとんどの企業は家族経営の延長にある。

これもコネ入社のひとつの形。

その他にもヘッドハンティングと呼ばれる多くはコネ入社。
天下りももちろんコネ。

大学名で積極的に入社させる企業もある。

これを学閥とか言われるが、銀行・保険・医療業界は40歳過ぎのおじさんが、未だに出身大学の話で盛り上がる風潮がある。

学閥も強いコネとは言えないがコネの一種。

もちろん友人や知人のお誘いもコネ。

そう考えると「コネ入社がない会社はほとんどない」ってのが、現実なんだよね。

会社から見たコネ入社のメリット

転職者側から見たコネ入社のメリットは分かりやすい。

試験も面接もパスされるケースは多く、一般の人よりスムーズに転職することが可能。
場合によっては、高収入も人気の有名企業も狙える。

分かりにくいのが会社側から見たコネ入社のメリット。

ひとつ目のメリットは採用コストの削減。

採用ってお金がかかってないと思う人もいるが、高額な費用がかかる。

求人雑誌に掲載しようとすると10万や15万は普通にかかる。
掲載したはいいが、応募がないというケースもあり得る。

そして転職エージェントを経由すると100万単位の費用がかかる。

実は企業が採用にかけているお金って想像以上に高額なんだよ。

そして2つ目が辞めない人材の確保。

今や正社員が単純労働する仕事はほとんど残っていない。

専門的な知識や経験を得ないと、ひとりで仕事を回すことが難しい。

そうなると、会社は教育に費用をかけないとならない。

「え?うちの会社まともに教育なんてないよ」って人もいるだろう。

けど入社してすぐは特に、周りの人に教えてもらいながら経験を積んでいく。

これが実は会社から見ると膨大な費用。
教える側からすると時間のロスで、作業効率は悪化する。

簡単にグラフにするとこんな感じ。

入社して数年は採用や教育にかかる費用が大きく赤字。

数年後に損益分岐点を超えて、利益を生むようになっている。

入社数年後に退職されるどうなるか?

それは採用や教育のコストの方が大きく、利益が出せないまま終わるって状態になる。

会社にとって退職しない人材は非常にありがたいってこと。

コネを使って入社する人は、人間関係があり退職する人が少ない。
これが会社にとっては大きなメリットになる。

コネ入社とは転職の自由との引換券だ

退職の可能性を下げる狙いで、会社はコネを使った入社をさせる。

これって働く人によっては大きなデメリット。

友人や同僚と酒を飲むと会社の愚痴や不満がたくさんある。

「辛い」「大変だ」「辞めてやろうか」なんて言葉もある。

けど本当に辛いのあれば、その人は退職しているはずなんだ。
いや、退職すべきなんだよ。

だから多くの人は、文句はあるが辞めるほどではないってこと。

けど中には本当に苦しむ人もいる。
特に人間関係。

「ウマが合う合わない」って言葉にあるように、合わない人とずっと同じ環境にいるというのは辛いこと。

世の中良い人ばかりじゃないから、ある一定の確率で誰もが経験する可能性がある。

そんなときに最後の切り札になるのが環境を変えること。

つまりは転職。

コネ入社とは先が見えない中、転職という権利と引換券として得られるもの。

採用コストがかからないとは、簡単にリストラになる可能性

コネ入社がある会社にリストラはないのか?と聞かれたら普通にある。

もっとも多い例は外資系と呼ばれる企業。

海外では転職は当たり前のことであり、ライバル企業から人材を確保しようとする会社が多い。

ひとりライバル会社から入社すると、その人のコネ、またその人からのコネ、と連鎖して多くの人材を確保できるルートを作ろうとする。

こういった企業はリストラや、多重な業務を与えて実質上の解雇を普通に行う。

その理由は採用や教育にコストがかかってないから、なんだよ。

100円ショップで買ったハサミと、文房具屋で1000円で買ったハサミはどちらを大切にしますか?

100円ショップは物が悪いと言う人もいるが、ハサミ程度であればそんなことはないよ。

多くの場合は100円で買えたものだから「扱いが悪い」というケース。

人って「値段」と「大切にしようとする想い」は比例してしまう。

採用も教育もかかってない人材はどうなるか?

あえて答えは言いません。

【体験談】政治家によるコネ入社の話が来たのだが・・・

ここからは体験談ね。

実は学歴も低い特徴もないオレだが、昔コネ入社の話が舞い込んできた事があった。

誰のコネか?

それは国会議員の政治家です。

地方の田舎の土地には、農家の人が集まるスナックがある。
母親は一時期、農家の手伝いをしていて、このスナックの常連になっていた。

こういった土地に根付いたコミュニティーには政治家も顔を出す。

その政治家に母親が「うちの息子はバカだから就職時期なのにどこも決まらないですよー」と世間話をしたところ、コネ入社の話になったらしい。

そのコネは今思うとすごい内容だった。

「県内の中小企業だからどこでも言ってごらん」

まぁ、中小企業に面接に言っても、橋にも棒にもかからん自分にとってはすごい話だった。

そのコネ入社はどうなったのか?

迷いに迷って結局使うことはなかった。

その当時は学生だから何も知らなかったけど「親に迷惑をかけたくない」と「この政治家に一生頭が上がらない」というのが「嫌だなぁ」と思ったんだ。

それにコネで入社したのが社内でバレて、人間関係がうまくできる自信がない。

陰口を言われるもの、腫れ物にさわる扱いを受けるものも面白くないって思ったわけ。

その直感は間違いではなかった、と今では思える。

コネって甘い話に聞こえるが、入社までは甘い果実でも入社後は渋柿が入っている。

それを理解した上でコネを使う転職は悪いことではない。
現に上手くやっている人もいる。

おさらい

  • コネ入社にメリットがあるのは個人だけではなく会社にもある
  • コネ入社とは転職の引換券だ
  • コネで入社した会社を辞めるには人間関係を壊す以外ない
  • コネは悪いことではないがリスクを考えて行動すべき
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