出会いが欲しくて転職した男。携帯ショップは天国と言っていたが【代理店制度の問題点】

仕事を取るか?女を取るか?

これは若い男性であれば一度は迷いこむ迷路。

仕事に生き仕事を頑張りビジネススーツを身にまとうべきか?
それとも作業着を来て、背中で語る職人も目指すのも良いかもしれない。

いや待てよ、仕事より彼女の方が大切だ。
彼女が欲しい。
いや彼女の前に出会いがないと話にならん。

こんな迷路にハマり、女性ばかりの職場を探した友人がいた。

その友人が3年後どうなったのか?
友人は更に深い迷路に迷い込む事になった・・・

SPONSORED LINK

工業高校から工場で働く友人の転職の動機

友人は工業高校の出身。
工業高校はほとんど男子校みたいなもんで、ひとクラスに女子の数は2人ぐらい。

男臭い学生生活をおくっていた。

そして新卒で就職したのは工場系の仕事。

ものづくり系の仕事は基本的に男ばかり。
女性は1割、2割ぐらい。

そして少ない女性も配属される部署は決まっている。
女性がいる部署は総務・人事・営業アシスタント・生産管理などの事務系の仕事。

その他の設計・試験・生産技術・工場・品証にはほぼ野郎ばかり。

友人が入社後に配属された部署は男ばかりの生産技術部。
「この環境で出会いを求める方がおかしい」とも言える部署。

そんな部署にも稀に女性が配属される事がある。
おそらく本人の希望なのだろう。

その女性がちょっとかわいいもんなら職場は大変な事になる。

周りの目を気にせず積極的に近づき会話をしようとする者。
誰もいないと思ったら話しかける者。
興味がなさそうに遠巻きに見ている者。

千差万別でそれぞれ行動は違うものの、心の中はみんなハイエナ。

そんな砂糖に群がるアリのような状態は、工業高校と何も変わらない。

学生時代から社会人になってからもほとんど異性と出会う事がない友人は一発逆転を狙った。

それが女性ばかりの職場への転職。
まぁ簡単に言うと女目当てで転職したわけだ。

携帯ショップへの転職はまさに天国

出会いを求め転職した会社は携帯ショップの会社。

携帯ショップにはある特徴がある。
それは女性が多く入社も退社も非常に多い業界。

これには携帯ショップの仕組みと関係している。

日本で一番有名な携帯会社と言えばドコモ。
おそらく皆さんの街にもたくさんドコモショップがあるだろう。

このドコモショップにドコモ社員は何人いるのか?
答えはゼロ。

ドコモに限りずauもソフトバンクも同じ。

我々が携帯ショップで話している人は、本当は小さい会社の営業代理店なんだ。

例えばオレがドコモショップを開業したい場合、ドコモと代理店契約を結ぶ。

代理店契約を結ぶとドコモが取り扱っている商品を仕入れる事ができて、「docomo」という名前の入った看板が付けることができる。

そして携帯を売ると利益になり、さらに新規や他社からの乗り換えの契約を取ると携帯使用料の一部が代理店に流れる仕組み。
(これを販売推奨金もしくはインセンティブと呼ぶ)

つまり我々がドコモの人だと思っている人は、本当は数十名の会社の社員、もしくはその会社に雇われた契約社員なんだよね。

そして規模が小さい会社だから労働条件はあまり良くない。
だから携帯ショップは人の出入りが激しく、行く度に人が変わっているだよね。

女性が多く出入りが多い状況は友人曰く・・・天国と言っていた。

「天国」と言っていたが数年後には退職

数年後、友人と会ったときには携帯ショップを退職していた。

理由は家庭を持つには給料が低いから。
女性を求めて転職したが、家庭を持つ給料が稼げないというオチ。

そして友人に今後について聞いたところこんな返事が返ってきた。

「色々仕事を探しているんだけど保険の代理店をやっている会社に勤めようかと思ってるだよ」と言っていた。

だから「なぜ同じ過ちを繰り返すのか?」と伝えた。

代理店制度がある業界への転職は注意せよ!

皆さんが代理店制度のある業界に転職を考えいたら注意して欲しい。

携帯ショップが女性ばかりを採用し、給料が上がらないのは理由がある。

携帯ショップの収益は2つ。

ひとつは契約プランの変更や故障の対応を行う時の事務手数料。
この事務手数料は低くもともと利益は薄い。

その代わり新規契約や他社からの乗り換えで販売すると利益が大きい。

しかし。

この利益を決めるのは誰?
それは元締めとなっている大手キャリアの会社だよ。

「今までは利益の10%がでしたが来年からは5%です」と言われたらどうするのか?

それは従うしかない。 
従いたくなかったら契約を解除されるだけ。

つまり親会社が全て実権を握られている状態なんだ。

交渉の余地もなく、リスク分散もできず、いつインセンティブが下げられるのか先が読めない。

オレが代理店会社の社長であれば、怖くて社員の給料は上げられんよ。

だから女性を多く採用する。
男性は定年まで働くが女性は定年を迎える人はほとんどいない。

常に若い人ばかりであれば、それだけ給料を低く抑えられるという現実がある。

生命保険や自動車保険の代理店でも基本は同じ

保険業界も代理店制度を使って保険を売っている。

皆さんの街にも注意して見ていると「○○保険」とか看板を見ることがあるだろう。
注意してみると異常なほどの会社がある事が分かる。

この看板を掲げているのは保険の営業をする代理店。

多くの保険代理店は複数の保険会社として契約していない。
というか一社と契約させるように仕向けている。

大元の保険会社は「月に○○件の契約を取ったらインセンティブをアップします」とか言うわけ。

インセンティブを増やすという事は、逆に言うと自分たちの利益を減らしているってこと。

なぜそんな事をするのか?

その理由はリスク分散できないぐらい独占したら、後は言いなりになるから。

言いなりになった会社は、なんの駆け引きもできず、経営権を持って行かれている状態と変わらない。

給料なんて上げられないよ。

友人は会社や業界が悪いから給料が低くと思ってたらしいが、ほんとに悪いのは言いなりになっしまう仕組みの問題。

仕組みが同じであれば、転職して会社を変えても同じ結果が待っている。

転職するなら業界や会社の仕組みを学べ

「転職するなら業界や会社をよく知ろう」なんて言葉が使われる。
けど実際に何を調べて良いかよく分からんって人も多い。

まず調べなきゃならんのは「お金の流れ」

どうやって会社は儲けているのか?
誰からお金をもらうのか?
その相手は何人いるのか?
単価を決めているのは誰か?

営業でも他の職業でも関係ない。
経営者目線で利益の仕組みをどうなっているのか?を考え調べることが大事。

携帯ショップのように他社が作った仕組みを「間借り」している状態は、少なくても働く人にとっては良い状態とは言えないよ。

ちなみにこの経営者目線を持っている人って転職には有利だよ。
というのも面接する人って社長や経営側の立場にいる人が多く、意気投合しやすい。

面接官をかじった立場から言うと、会って数十分でその人の能力を知ることなんて出来ないよ。

じゃ、どういった人を能力が高いと思うのか?
それは「自分の考えと近い人」

人って自分の考えと近い人を「出来る人」と思う込み、自分と全く違う考えの人を「出来ない人」と思い込むんだ。

ましてや自分が会社で上の立場であり、経験と成功体験があればあるほど思い込みは強くなる。

転職のときはそこをくすぐってやると有利に働く。

SPONSORED LINK

シェアする