転職エージェントはアフターフォローが充実している所がおすすめ!というウソ【転職の裏側】

今回は転職エージェントの選び方について。

転職エージェントってどこが良いのか?
インターネット上にはたくさんの情報があってよく分からない。

転職エージェントの評価として、よく使われているのが「アフターフォロー」という言葉。

よく見かけませんか?

「充実したアフターフォローのサービス!お客様満足度No1」

「就業後のアフターフォローまで完全無料でサポート」

「転職後もエージェントがパートナーとして、皆さんのお悩みや心配事にしっかり対応!」

こんな言葉を。

何をしてくれるのか?は、よく分からないが対応が良いところの方が良いに決まっている。
じゃ、オレは「アフターフォローNo1」のところにしようかな?

・・・。

・・・。

実はこれってオススメできないんです・・・。

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まずはアフターフォローの意味を理解しよう

アフターフォローってよく耳にするが、具体的にどんな意味なのか?を調べてみた。

辞典によると・・・。
アフターサービスとは、商品やサービスなどを購入した後に、問い合わせや相談などを受け付けたりする企業のサービスのこと。

ポイントとなるのは2つの単語。
「購入した後」に受ける「サービス」

購入する前はとても親切な店員や営業の人。
買った後は「知りません」っていうのは不満だよね。

もし購入後も色々と教えてくれるサービスはありがたい。

ここで問題になるのが「サービス」という言葉。

皆さんは企業がユーザーのためを思ってサービスをしていると思っていませんか?

金にならない仕事は仕事ではないと知れ

そもそも会社ってなんであるの?

それは非営利法人を除けば、全ての会社はお金を稼ぐために存在している。
そして全ての社員は、儲けるために必要とされる。

これって仕事する上でも、ひとりの消費者としても重要なこと。

「あら?私は事務でパソコンに入力しているから、お金なんて稼いでないわ」と思ってもそんなはずはない。
必ずあなたの仕事は給料分以上の利益があるはず。

よく「サービス」という言葉を耳にするけど「無料です」と意味ではない。

「少なくても今のあなたからは、お金を取りません」って意味。

本当に会社が無料で奉仕しちゃったら大変だよ。

忘れてはいけないのは株主の存在。
会社には株主がいて、自分の貯金を会社に投資している。

株主は社長かもしれないし、赤の他人かもしれないし、働いている従業員が持ち株をしているかもしれない。

そして株主は会社が傾けば、株は紙くずになることを知っている。

もしあなたが株主だとしたら「サービスしたから人件費を使い、株価が下がりました」と言われたらどう思う?

オレが株主なら「バカなのか?」と言うだろう。
改善されないようであれば「役員の辞任を求む」って話になる。

ってことは、サービスって株主に説明できる目的があるはずだよね。

その目的は2つ。
ひとつは口コミによる良い評判の拡散。
そしてもっとも大きな理由は新規顧客やリピーターの獲得。

わやりやすい例を出すと、デパートで行っている試食品のサービス。
ご存知の通りあの試食は無料。

試供品を配る材料費も人件費も使い、わざわざ提供してくれる。

そして多くの人は、食べるだけ食べて「あ。美味しいですね」と言ってその場を去ってしまう。

それでも利益を生む計算が成り立つ。
だから企業は試食品のサービスを行っている。

つまり会社が行う行為には、必ず意味や狙いがあるってこと。
そして必ず収益に結び付くロジックがある。

転職エージェントのアフターフォローの意味って何?

さてさて、ここからが本題。

会社が行う行為には、意味があり収益に繋がることは分かった。
じゃ転職エージェントのアフターフォローの意味は何だ?ってことになる。

口コミによる評判?
そんな評判の拡散なんて望めるかな?

「○○エージェントで転職したら給料5万も上がったよ。お前もどうだい?」って話になるだろうか?

もし友人にこんな事を言われたら「職種が違うからオレも5万上がるとは限らないよな?そもそも元の給料も違うし。その会社はお前が入社したから、もう採用してないだろうし」って言うだろう。

少なくても紹介してくれた人と同じ業種じゃなきゃ意味がないんだ。

じゃもう一つの理由であるリピーターの獲得か?

もちろん転職した人が、もう一度転職する可能性はある。
可能性はあるけど、何年後の話よ?

もう転職しない事も十分にありえる。
次の転職は求人雑誌を見て応募するかもしれない。

つまり転職においてリピーターになる可能性は期待できないってこと。

転職エージェントがアフターフォローする理由は、リピーターの獲得でも、評判の拡散でもない。

それは契約上の問題。
転職エージェントが無料なのは、あくまで転職者側の目線。

会社側から見ると「一人を転職エージェント経由で採用すると100万ぐらいの費用がかかる」のが実態。
もし100万かけて採用決定したけど3ヶ月で辞めたら、それこそ金をドブに捨てたようなもの。

オレが会社側だったら契約書に、こんな文言を入れるだろう。

「1年以内に採用者が自己都合で退職に至った場合は、この契約を無効とする」って。

・・・。

転職エージェントのアフターフォローの意味が見えてきたかな?

【余談】なぜ会社は転職エージェントに100万円も払うのか?

転職エージェントはひとり採用すると100万の利益があるよ。と言ったら驚く人もいるよね。

これは求人というか広告業界の相場を見ると納得できる。

例えば新聞の折り込みにある求人広告。
もちろん地域や広告の大きさによって違うだけど、中規模の都市では5万~10万ぐらいはかかる。

この費用を払って、求人の応募がなるのか?
それは分からん、応募が無いかしれない。

ましてや望んだ人材が来るのかどうかは、もっと分からん。

これが求人広告の現実。

つまり転職エージェントは広告の役割がある。

それと転職エージェントを会社側の目線で見ると、人事部(総務部)の外注化なんだ。

広告代理店との調整。
書類選考に面接日の調整。

これらの仕事は今までは会社内で行う業務だった。
もちろん人件費はかかる。

それらを一手に担う存在が転職エージェント。

100万円という金額が、それほどおかしな金額ではない。

転職エージェントのアフターフォローには注意せよ!

早期退職者の場合は、費用が払われない。
もしくは減額とするってなった場合、転職エージェントの会社はどうするだろうか?

それは「契約が有効となる期限までは、退職がないように管理する」だよ。

どうやって管理するか?

それは悩みを聞き、愚痴を聞き、心配している事を真剣に聞く。

その中には「上司の口が悪くひどいです」って話もあるだろう。
「労働時間が長いです」という話もあるだろう。

そんな話を真剣に聞いて、契約の有効期限までは退職するのを引っ張る。

これがアフターフォローを充実させなきゃならん理由。

そして悩み事や愚痴の中に含まれていた課題は「知りません」だよ。
「知りません」というか、そもそも転職エージェントは会社側と交渉できる立場にいない。

転職エージェントと契約する会社には「契約してもらっている側」と「契約してあげている側」という関係性。

ここに立場の上下関係がある以上、まともに交渉なんて進まないよ。

つまり転職エージェントのアフターフォローは、転職者にすぐに退職されないための「ガス抜き」の為に行われている。
だから「充実したアフターフォロー」とは「充実した不満のガス抜き作業」ってこと。

そもそも論。アフターフォローが必要な商品は粗悪品の可能性大

アフターフォローという言葉。
転職だけではなく、他の業界でも使われる言葉。

どの業界でよく使われるのか?
それは住宅販売の仕事。

新聞の折り込み広告を見ると、よく使われているよ。

建売は別として、普通の住宅はモデルハウスぐらいしか見ることができない。
買う商品を見ることが出来ない数少ない商売。

そして建てるのは、自分たちが依頼した会社の人じゃなくて、下請けが作るの建築業界の常識。

下請け業者の質はバラバラ。
だから売る会社が品質保証するのが難しい業界なんだ。

階段のところに隙間があったり。
設計図とぜんぜん違うように作ってしまったり。
地盤沈下で家が斜めになってしまったり。

こんなトラブルが多い。
だからアフターフォローが大切になる。

つまり「商品は良くない前提だからアフターフォローします」ってこと。
物が良くて不満がなかったら、そもそもアフターフォローする必要がなくなる。

逆に「アフターフォローしません」って言う会社は、品質に自信がある会社ってことになる。
(悪徳業者の可能性もあるけど)

転職エージェントに利用されんな。利用しろ

と、ここまで書いたけど「転職エージェントなんて使わない方がいいよ」って意味じゃない。
実際にオレもお世話になった事があるし。

10年ぐらい前は、転職エージェントの求人数は少なかった。
けど、今では多くの求人を抱えている。

転職者にとって無視できない存在だよ。

求人の数はチャンスの数。
それを使わないってことはチャンスを捨てたってこと同じ。

自ら選択肢を捨てるはもったいない。

ではどうすれば良いか?

それは言葉が悪いけど、利用される側ではなく、利用する側になる。

転職エージェントを利用して良い会社に探す。
多くの求人に出会いその中から選択する。
転職エージェントを利用して、職務経歴書や面接の質を上げる。

相手は仕事なんだから、どんどん使うべき。
遠慮すること無く自分の希望を伝えて、分からない事を調べて欲しいと依頼する。
(だからと言って失礼な態度を取るのはダメだよ)

もし、どうしても転職先が合わないって思ったら「無理」とはっきり伝えて辞めれば良い。

もちろん自分の為に努力を続けるのは、悪いことじゃないよ。
けど、転職エージェントのために、無理をするのは間違いだよ。

おさらい

  • 本当に無料のサービスはない。収益化するロジックがある。
  • 一般的にアフターフォローはお客の不満をガス抜きする作業。
  • 転職エージェントのアフターフォローは気をつけろ。対策は自分の意思を持ちはっきり伝えること。

なんだか転職エージェントを悪く書いてしまったが、実際には悪い人ばかりではない。
当たり前の話だけど良い人も悪い人もいる。

友人で転職エージェント会社で働いている人がいる。
「契約が有効となる期限までは、退職がないように管理する」という事を行っている。

その行為は時として「胃が痛い」と言っている。

仕事って「誰の方向見て仕事をしているのか?」で行動が変わってくる。

  • 自分の出世を一番に考えるか
  • 自分がどうすれば楽ができるか?を考えるのか
  • 会社を見て仕事をするのか
  • お客の方を見て仕事をするのか

皆さんは誰を見て仕事をしていますか?

友人の「胃が痛い」という発言はきっとお客を見て仕事をしているから、だと思う。

オレは友人がいつまでも「胃が痛い」と言う友人であって欲しいと望む。
そのために馬鹿話という特効薬をポケットに入れてある。

「誰を見て仕事するか?」は「仕事の質」と直結するもの。

皆さんが誰の方向を見て仕事をしているのか?ってきっと職務経歴書の自己PRや志望の動機に書けるのではないでしょうか?

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