うつ病って大企業ほど多くない?中小企業より雇用が安定しているのか?

皆さんは転職で大企業を目指していますか?
それとも中小企業でしょうか?

中小企業でも大企業にも両方メリットがあるよね。

今回は大企業と言われている会社に行くメリットについて取り上げてみた。

ざっと考えられるメリット上げると

  • 社会的信用度が高い
  • 雇用の安定度が高い
  • 給料やボーナスが高い
  • 福利厚生がしっかりしている

こんなもんかな?

その中でピックアップしたいのが、「雇用の安定」について。

本当に大企業は雇用が安定しているのだろうか?

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ある大企業の近くでみた光景

先日、ある街へ車で出張した。
土地勘がない場所だったら、時間に余裕をみて早めに出発。

すると思った以上に道が空いていて、予定の50分前には周辺に到着してしまった。
仕方がなく、コンビニを探してそこで時間を潰そうと再度車を走らせる。

でも、大切な打ち合わせ前ってなんか落ち着かない。
雑誌の立ち読みしているのも、なんだかなぁ。

だから缶コーヒーを買って、コンビニの周辺を散歩することにした。

コンビニから100mぐらい歩いただろうか。
ちょっと先に、同じ車種の車が4台並んでいた。

その車はクーペタイプというかスポーツタイプと言われる類の車。
(会社名がバレるから車種名は伏せるよ)

最近ってファミリーカーや軽自動車・コンパクトカーを多く見かける中で非常に珍しい光景。

色は違うけどクーペタイプの車が4台も並ぶ光景は、最近は本当に見ない。

だから気になったんだ。
「なんの店なんだろう?」って。

近づくとそこは病院だった。
それも精神科の病院。

更に気になって病院の前にいくと、あることに気づく。

それはルームミラーの裏側に貼られているシール。
そのシールには「ある企業名」が書かれている。
それも4台とも同じシールが貼られている。

場所で言うとこのあたり。

そう言えば、この近くには自動車の開発する会社が近くにあった。
自動車メーカーは小さい所はなく全て大手企業。
(光岡っていうそれほど大きくない自動車会社もあるが、それでも200億の売上)

それを見てピンっときた。

地方の大企業に行くと車通勤が多い。(おれも地方だけど)
けど、社員数が多くて誰がどの車か?って調べるのが大変。

すると車にシールを貼らせて、簡単に言うと駐車場許可書代わりになっている。
「この車は社員の車ですよ」って合図。

それが4台全ての車・・・って事は・・・。
その大企業の社員は、精神的にやられてしまい、日中に精神科にお世話になっているってことだよね・・・。

もちろんその日は、休日の日ではない。
みんな仕事を休んでいるってこと。

不謹慎なのだが、この異様な事実に苦笑いをしてしまった。

私の少ない統計では大企業ほどうつ病が多い

オレは中小企業と呼ばれる企業に10年ちょっと働いた。
そして大企業に分類される企業に5年ぐらい勤めている。

中小企業に勤めていた約10年で、うつ病系で会社に来れない人って1人か2人しか見たことがない。
しかし大企業に転職し5年間で、5人以上の人がうつ病で会社に来れない人を知っている。

「そりゃ大企業の方が社員が多いからだろ?」って思われるかもしれない。
けど、そうじゃない。

大企業って顔も名前も知らない人がたくさんいるんだよ。
だからその人が会社を休んでも、退職しても気づくことができない。

下手したら同じフロアの人の名前も分からないって事があり得る。

大企業でも中小企業でも付き合う人数は、大きく変わっていないんだ。
そもそもオレの記憶力の問題で、一度に200人の名前と顔なんて覚えられん。

そしてオレの周りの友人や知人。
この人達の話を聞いても、精神的に病になって会社を休んでいる話は、大企業に勤めている人達から。

何かの統計された本を見たわけじゃない。
ニュースでやっていた訳じゃないが、自分の経験や周りにいる少ない統計では「大企業ほどうつ病が多い」

雇用の安定とは何だ?

「大企業が雇用の安定している」ってどこから来ているのか?
おそらく大企業ほど会社が倒産しないから「大企業」=「雇用の安定」ってことになるんだろう。

たしかに大企業は資本が多いから、多少のことでは倒産しない。

けど、雇用の安定って「倒産する・しない」だけの問題なんだろうか?
精神病になり会社に行けない状態になってしまう会社って、雇用が安定しているって言えるのだろうか?

そう考えると・・・大企業は本当に雇用が安定しているのか?

この答えが「No」に思えて仕方がない。

現実は倒産も解雇もニュースにならないよって話

大きな会社の倒産、大幅なリストラってテレビやネットニュースで流れている。
これは影響を受ける人が多いから、ニュースで流す価値があるってこと。

小さな会社の倒産や、小さなリストラって世間的にはまったくニュースにならない。

ここからは最近身近にある体験談。

オレはものづくり系の会社に勤めている。
大企業に分類される会社だと思う。

ものづくり系の会社では、最も人が多いのは工場で働く人。
最近、この工場で働く人に予期せぬ事態が起こっている。

それは他県の工場への異動(転勤)命令。
それも10人単位で4ヶ月連続で起きている。

初めは偶然と思っていたが、意図を感じるようになってきた。

なぜ?今までなかった工場の人達の異動(転勤)が頻繁になったか?
それは「隠れリストラ」なんだ。

失礼な言い方だって誤解して欲しくはないが、「工場で働く人の多くは絶対工場で働きたい」とは思ってない。
多くの人は「地元で何か良い仕事ないかな?工場があるな。できそうかな?試しに応募してみよう」という人。

「ある仕事に就くために、何をしなければならないのか?」という考え方ではない。
「地元という選択肢の中で、良い仕事は何かな?」という考え方。

これが悪いとは言ってないよ。
「仕事を選ぶか?」「コミュニティー(家族・友人・知人)を選ぶか?」でコミュニティーを選んだ人たちって事。

これは人生を考えた立派な選択だと思っている。

ただ・・・コミュニティーが大切だと思っている人に、他県へ転勤命令を出すってことは・・・。

リストラや解雇には認定されないが、これって実質的には解雇命令だよ。

もっと言えば、リストラって退職金を増やしたりしなきゃならんから、効率的な解雇命令になっている。

大手企業でもまったくニュースにならない実質的な解雇は多い。

中小企業ではこの実質的解雇は起きにくい

中小企業には似たような実質的な解雇があるのか?
多くの会社では「ないよ」と答える。

これは新卒や中途採用の雇用の仕方に違いがある。

大企業というのは、全国から応募する。
それは中途採用と呼ばれる転職組も新卒も全国を対象に応募する。

これは「出来るだけ広く応募して良い人を採用したい」って考えるから。

けど中小企業では全国からは人が来ないんだよ。
まず、名前が知られてないからね。

するとどうするか?
中小企業は地元の高校・大学から採用する。

採用するというか、応募していくる人が地元の人が圧倒的に多いから、必然的にそうなる。

そうすると会社が気にするのが、地元の評判ってやつ。

就職時期の息子さんを抱えたお母さん達はこんな会話をする。

「山田さん家のお兄ちゃんは○○株式会社に働いているんだけど、あっちに転勤だ、こっちに転勤だって大変みたいよ」

「加藤さん家の息子さんは、会社から辞めてくれって言われてニートしているみたい」

小さなコミュニティーの中だからTwitterやFacebookみたいに拡散される事はない。

拡散の範囲は小さくスピードは遅いが、その代わり根強い噂になる。
下手したら10年間、同じ噂が回っているよ。

この悪い噂が根付くよ強く残っていたら・・・会社へ応募する新卒者・中途採用者は減るんだよ。
これって中小企業にとっては大ダメージなわけ。

評判が悪く人が集まらない企業は、給料を上げて応募を募るしかない。

だから地元採用が多く噂を気にする中小企業の方が乱暴な解雇や、いやがらせ的な実質的な解雇は少ない。

”母は強し”と言われるが、お母ちゃん連中が束になるとTwitterに負けてない情報網になる。

リストラがニュースになるのは企業戦略だ

リストラって会社にとっても働く人にとっても暗いニュースだよね。

会社によっては、負のイメージが付いてしまう。
働く社員にとっては、自分の雇用が心配になる。

けど、全員が暗い顔か?と言われたら違う。

それは株主の存在。
株を持っている人にはとっては、リストラすると株価が上昇するから、決して暗い話題ではない。

働く社員は、時としてコストとみられる。
コストが減れば、赤字解消の兆しになる。

少なくても株を売買している人が「株価が上がるかも」って思ってくれさえすれば、それだけで良い。

つまりリストラってのは、株価を上昇させる起爆剤の役割も果たしている。

だから情報が公開される。

リストラ以外の解雇は、情報が公開されない。
公開するメリットが何もないから。

記者さんが頑張って情報を取っているわけじゃなく、会社が自ら公開した情報が我々の耳に入っているだよ。

大企業だから雇用が安定していると思うことなかれ

残念ながら大企業の解雇やリストラ、中小企業の倒産を含めた解雇の数を比較するデータはない。

特に窓際に追いやったり、嫌がらせを受けた実質的な解雇なんて、どこにも公開されるはずがない。

ただ、ひとつ正確な事は「大企業は雇用が安定し、一生勤められると思うのは間違い」ってこと。

世の中に知られることのない解雇は山のようにある。

既得権益に守られている会社以外は、会社の大小に関係なく、どこも不安定なんだと思う。

では、どうすれば良いのだろう・・・。

それはいつでも転職できる準備をすること。
準備とは明日倒産しても、別の会社に雇用される能力を身につけること。

会社の売上のため頑張るのではない。
自分が転職するために、実績作りとして会社の売上を伸ばす。

この考えって会社にとっても、個人にとっても損にはならない。

「会社のためじゃない。自分の実績のため会社に貢献する」

これが現代式サラリーマンの正しい姿だと思うんだ。

雇用の安定したいという理由で転職することはオススメしない。
普通の民間企業でそんなのあり得ないのだから。

10年後、トヨタ自動車やユニクロやソフトバンクが倒産したって全く不思議じゃない。

東芝やエアーバックのタカタが、現在このような状況になっている事を10年前に予測できた人はいないのだから。

おさらい

  • 大企業の方が精神的にやられてしまう人が多い(たぶん)
  • 大企業でも雇用の安定はしない。目には見えない解雇が存在している。
  • 倒産しない企業は雇用が安定していると思うのは浅はか。働くことが継続できない精神になる企業も雇用が不安定と言える。
  • 雇用が安定している企業を探すより、いつでも転職できる準備をすることが個人の安定になる。

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