休憩時間から見える会社の良し悪し。転職先を見極めよ

転職する時に何を基準に会社を選んでいますか?

多くの皆さんの優先順位は

  1. 職種
  2. 勤務地
  3. 給料
  4. ボーナス
  5. 休日日数

こんな感じかな?

人によって順位の入れ替えはあるだろうけど、この5つを無視している人はいないよね。

けど、転職するならもうひとつチェックして欲しいところがある。

それは休憩時間。

休憩時間は転職サイトや求人雑誌に載せている企業は少ない。
けどハローワークの求人票には記載があるんだよ。

この理由はなぜか?
転職サイトにしても求人雑誌にしても、会社側からお金をもらう立場。
お金をもらっている以上、不利益となる情報は載せられない。

一方、ハローワークの求人票には普通に休憩時間の記載する項目がある。

ハローワークは国の機関であり税金で運営しているから、会社に不利益になろうが関係ないから。

会社によっては休憩時間ってあまり公にしたくない情報。

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休憩時間が1時間15分の会社の危険性

日本で多く採用されている休憩時間を知っていますか?

答えはお昼と中間の休憩の合計が「1時間15分」なの。

そこにはちゃんと理由があるんだ。

その理由とは労働時間が「7時間45分」にしたいから。

この「7時間45分」って言うのが重要な意味を持つんだ。

休憩時間で分かる会社の意図

労働基準法で示されている労働時間には制限がある。

「1日の労働時間は8時間以下です」って法律があるというのは、聞いたことがあるよね。
それ以上働くと残業時間になる。

けど、1日単位じゃなくて週単位でも月単位でも規制があるんだ。

週単位では40時間以下。

1日8時間、週に5日働くとピッタリ40時間になる。

月単位はちょっと複雑。

表にするとこんな感じ。

一カ月の日数労働時間
31日177.1時間
30日171.4時間
29日165.7時間
28日160時間

月の場合はその月によって日数が違うから、ちょっと複雑。
「1日の労働時間7時間45分」はこの月単位の規制と大きな関係がある。

それは・・・・7時間45分にすると休日を減らすことが出来るから。

休日と休憩時間のロジック

ちょっとカレンダーを見てほしい。

初めは2017年10月のカレンダー。

仮に土日が休みで祝日が出勤の会社の場合、休みの数は9日になっている。

次に2017年11月のカレンダー。

11月は土日の数は8日になっている。
つまり、月によって休日日数が違うよね。

ここがミソ。

11月は30日まであって、8日休みだから出勤日数は
「30日 - 8日 = 22日」になる。

一日8時間労働する場合、月の労働時間は
「8時間 X 22日 = 176時間」になる。

ここでさっき見た月の労働時間の制限表をもう一度見てみよう。

一カ月の日数労働時間
31日177.1時間
30日171.4時間
29日165.7時間
28日160時間

えーーと、11月は30日まであるから制限は171.4時間だね。
だけど、一日8時間労働で土日休みの場合の労働時間は176時間。

なぬ!!
「オーバーしとやんけ」である。

条件としては30日の月、そして休みが8日の場合はオーバーする仕組み。

そうすると法律違反。
11月は9日の休みを与えないといけない。

ところが一日7時間45分だと!
170.5時間になる。
(面倒なので計算式は載せません)

あら不思議。
摩訶不思議。

たった15分の違いでギリセーフ。

年間で計算すると8時間労働の場合は年間の休日は最低108日必要になる。
ところが7時間45分労働にすると最低103日に減らせる。

会社の意図はここにある。
これが「7時間45分」に隠されたスケベ心。

休憩時間は長ければ良い会社な訳じゃない。

この休日日数が103日、108日という数字。
これを覚えてハローワークの求人票を見なさい!

103日・108日という数字をよく見かけることになるよ。

1時間休憩で労働時間が8時間の会社は休みが多い。

そして1時間15分休憩で、労働時間が「7時間45分」にしている会社は、いつでも年間103日まで休みを減らすことが出来る。

来年のカレンダーを配られたら「いつのまにやら休日が減ってね?」ってことがあり得るのよ。

法律上は問題なし。
そして労働組合がまともに機能している会社は少ない。

労働組合があっても「今年は暦の関係上で」と言っとけばバレやしない。

休憩時間だけが長い会社のもう一つの意図

休憩は長ければ長い方が良いか?と言われたら、そうとも言えない。

会社によっては休憩時間が1時間50分って会社もある。

「休憩が長いと昼寝できるね」って言っている場合じゃない。

こういう会社は拘束時間が長い会社。

出勤時間が8時~17時で1時間休憩の会社と、
8時間~17時50分で休憩が1時間50分の会社はどっちがいい?

おれだったら絶対に17時に帰れる方を選ぶ。
(実際には毎日22時まで残業だけど!)

会社によっては突然、休憩時間を長くする会社があるんだ。

これは拘束時間を長くしてイジメたいわけではなく、残業代を減らしたい会社。

残業代は会社にとっては経費であり、仕事量を維持して残業を減らせれば効果はでかい。

しかも、実行したその翌月から経費が下がるから即効性も高い。

こんな施策を打つ会社は次から次へと、あの手この手を使ってくるもんだよ。

転職先としては出来るだけ避けるべき会社ってこと。

会社選びのポイントは休憩時間はできるだけ短く、そして労働時間が8時間の会社。
そういう会社は残業代をきっちり払い、休みが多い会社ってことになる。

悪質な会社は残業開始に強制休憩

更に残業代を削減しようとする会社は残業開始時間に30分の休憩が入ったりする。
17時が定時の場合は17時~17時30分までが強制で休憩。

毎日同じ人と顔合わせて、お昼後に話しているのに、更に話すことなんてある?
だから実際は休憩取っている人が少なく無意味な時間。

社員は誰も望まない休憩時間。

けど残業削減の効果は大きい。
残業手当を含み時給が2000円で100人の会社の場合は1日で10万円の削減。

一カ月の出勤日数が21日の場合は、月に210万円の削減。
会社の仕組みを変えただけでこの儲け。

だけど残業時間開始に休憩あるかどうかは、求人を見ても残念ながら分からない。
ハローワークの求人でも掲載されてないんだよね。

残業代?休日日数?もっと大事なことを見落とすな!

今回は「休日を減らしたい会社は・・・ 残業減らしたい会社は・・・というのを休憩時間という観点から見てみた」のよ。

残業代はお金だから大切。
休日日数も大切。

けどね、他にも大事なことがあるって伝えたくて書き始めたんだ。

さっきも書いたように、日本で一番多い働き方は休憩時間が1時間15分で労働時間が7時間45分というパターン。

これが普通の社長が思い付いたことだと思う?

あなたの会社の社長や役員は法律に詳しいのか?

会社が法律関係の職種ではない限り、そんなに知識はないよ。

じゃ、誰がこのロジックを組んだのか?

それは社会保険労務士。
一般的に社労士と呼ばれる人たち。

社労士とは労働に関するの手続きや書類を代行する仕事。
分かりやすく例えると、外注できる総務部。

ただ「総務の代わりをやります」じゃ、飯が食えない。
資格商売って資格を持つ人が増えれば、飯が食えなくなる仕組みがある。

だから「経営アドバイスもどき」みないな仕事し、他の社労士と差別化しようするわけ。

企業に契約もらうため、経営アドバイスという名の元に、働く人が不利なってでも会社の利益となる法律の抜け穴を狙ってくる。
そして目先の利益に溺れた社長は、社労士の言う通りにする。

目先の利益を追い働く人が不利になると、人はどんどん離れていくことに気付けないんだろう。

会社にとって働く人のやる気を上げることが、もっとも業務効率を上がることを知らないのだろう。

社労士はそれを知っていても言わないよ。
将来的に社員が離れ、会社の効率が悪化しても「よし!次の会社へ営業がんばろうー」としか思わないよ。

こんな会社で働きたいですか?

そんな会社を見極めるポイントのひとつが休憩時間。

個人的には休日が多少減っても、残業代が減っても、そこまで大きな不満はない。
が、たかが社労士の言いなりになり、自分で考える能力のない社長の下では働きたくない、という気持ちの方が大きい。

そんな社長がやってる会社に先があるとは思えない。

そんな会社へ転職すべきじゃないし、そんな会社に勤めていたら転職しても良い会社だと思うんだよね。

ちなみに「残業開始の強制休憩」について書いたけど、これって普通は入社するまで知りようがない。
求人にはどこにも書いてないし、面接で質問し変に勘ぐられるのも嫌だよね。

そういう話は内定後に聞く方がいいよ。

転職で内定保留したい。期限を延長するテクニック【体験談】でも書いたけど、主導権を握った内定後であれば、聞きにくい話もようやく聞ける立場に立てる。

おさらい

  • 入社前に休憩時間を確認しよう
  • 1日の労働時間が短い会社は、休日日数を減らすためである、可能性大。
  • 休憩時間が長いということは、社会に拘束されている時間が長いってこと。
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