準社員・契約社員の求人。正社員になれるを信じた男の例

求人でみかける準社員・契約社員の募集。
「正社員雇用制度あり」「頑張れば正社員なれる!」という言葉を求人ではよく見る。

これを信じた男が現在どうなっているのか?の実例を紹介する。
準社員や契約社員の求人募集を見て悩んでいる人は見てほしい。

全ての会社が同じではないが、こういった例もあるということを知った上で判断してくれ。

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環境に悩んだ友人の前にぶら下げられた甘いニンジン

友人は大卒。
22歳で就職した。

雇用形態は正社員で、化学系の会社に入社した。
給料は世間一般からはやや低いが、本人は「自分に合った仕事」だと言っていた。

27歳で結婚。
ここで問題が生じた。

奥さんになった人が結婚後に「専業主婦になりたい」と言ってきた。

「今のご時世で専業主婦?」とちょっと愚痴を言ってたが、給料が低い自分を責めて29歳で転職を決意した。

友人が選んだ会社は給料が手取り26万円ぐらいは貰える。
3交代制で夜勤もある会社。
雇用形態は準社員という立場になった。

「給料がいいし「正社員になれる」って書いてあるから頑張ってみるよ」と言っていた。

8年が経過。入社して分かった会社の準社員の現状

2016年現在で彼は37歳。
彼の立場は準社員Aというわけの分からん立場になっていた。

話を聞くとどうやら、準社員はABCの階級に分けられて、その後正社員になれるらしい。

人数は正社員、準社員A、準社員B、準社員Cの順番で増えていく。
上がる度に門が狭く、正社員になれるのはごく僅か。

こんな階段制度がある。

準社員階級

会社内のカースト制度。

彼の仕事のデキは分からんが、8年経て正社員になれていない現実。
ずっと甘いニンジンをぶら下げられて、走っても走っても未だにニンジンには届いていない。

雇用時には言わない正社員のデメリット

友人の会社にはちょっとしたカラクリがあり、正社員に昇格するとデメリットがある。
それは年俸制に変わること。
つまり基本給は増えるが残業代が出ない。

足し引きすると月に2,3万円はマイナスになるようになっている。

これを準社員の雇用契約の時に会社は伝えない。
準社員で入社する人に、正社員の待遇を説明する必要はないからね。

だから正社員にはならずに、準社員に留まりたいと思う人もいる。
企業側にとっては。1年契約でいつでもクビを切れるベテランがいる。

まさに旨味だらけの構造になっている。

準社員・契約社員の雇用形態は企業側にメリットがある

契約社員とか準社員とか会社によって契約内容は違う。
ボーナスの有・無し、昇給のあるなし、さまざまなんだよね。

けど、どんな形態であれ会社側にメリットがあることは間違いないよ。

準社員にせよ、契約社員にせよ制度を作るのは会社。
会社にメリットないものは、そもそも作る必要がないんだから。

低賃金で雇える、待遇を落とせる、1年で雇用契約を解除できる等々、会社側は何かしらのメリットがあるはず。

もちろん公表するときは「働き方の自由を推進」なんて言うだろうけど、準社員だから有給が取りやすい訳でもない。

本音は「働かせ方の自由の推進」なんだよね。

働く側のメリット。契約社員や準社員をステップとして使え

準社員や契約社員という雇用形態にメリットがないのか?と問われると「Yes」とは言い切れない。

転職しようとしても、経験者しか採用しない会社もある。

そういった会社を希望する場合は、経験を積む為と割り切れば、派遣という働き方もメリットとなる。

但し転職には適齢期というものがある。
ここから外れないことがスムーズに転職する条件。

オレが最後に転職したのは34歳。
転職の経験もあったから自信もあったが、正直それまでの転職に比べてハードルが上がりしんどい想いをした。

だから年齢のバランス感覚は転職では重要だよ。

友人の場合、甘いニンジンを追った時間が長く、転職がしんどい年齢になった。

その後、友人の職業は?生活環境は?

その後、友人はどうしているのだろう?

友人は結婚して数年後に中古の一軒家を購入した。
友人と奥さんで暮らしていた。

専業主婦を希望した奥さんは、その後パートで働いた。
奥さんの愚痴を聞いていたオレは「奥さんも協力的になったんだなぁ」なんて思っていた。

そして現在。
奥さんとは離婚。
2階建ての家に、ひとりで暮らしている。

離婚の原因は友人は夜勤が続き、奥さんは昼間のパート。
生活の時間帯がまったく合わず、そのうち会話も少なくなった。

結局、そのすれ違いの連続で離婚に至った。

友人の一方的な話しか聞けないから、もしかすると離婚の原因は他にもあるのかもしれない。

もしかすると友人の方に問題があったのかもしれない。
それは両者の話を聞かないと分からん。

けど、友人は奥さんを想い、準社員という立場になってでも転職した。
そしてそれが仇になり、奥さんと一緒に飼った犬と暮らしている。

「なんだが切なすぎるぜ」

今、彼は正社員という立場を求めて転職活動している。
まったく上手くいっていないらしい。
このページも見ているのかもしれない。

遠く離れているが簡単には会いに行くことができんが全力で応援するよ。
まずお前は早く転職しろ。
ずっと頑張れとは言わないが、ここ一番踏ん張れよ。

【余談】準社員、契約社員を雇うのは大手企業ばかり

友人の会社の状況を聞いて、初めは小さな会社かと思った。

けど違った。

みんなが居酒屋行ったら、一杯目に頼む酒を造る会社だよ。
お酒を飲む飲まない関係なく、みんなが知っている会社。

小さな企業じゃあまり理不尽な働かせ方は出来ない。
社長と従業員の距離が近いと、不満もダイレクトに来るんだよ。

社長と平社員の間に何重にも、役職者という名の壁がある大手じゃないと不満を受け流せないよ。

これは派遣だとか正社員に関係なく、大企業によくあるデメリット。

中間管理職は、上の人からの命令を伝言する。

大手の会社ほど、中間管理職はただの伝言掲示板になる。

言われたことを、忠実に下に実行させる伝言板と警備係。
伝言板に何言っても無駄。

改善要望も判断する人の耳には届かない。

立派な大手企業でもこんなもん。

あの価格で作れるのは、友人のような都合の良い人がいてこそなんだ。

不思議と今日のビールの味は格別に不味い。

まとめ

  • 企業が作る雇用形態は「企業にメリットがあるから制度を作った」という基本は忘れるな。
  • ステップとして契約社員・準社員を選ぶのならあり。

と、ここまで派遣という働き方を否定しているように、思えたかもしれないが個人的には「あり」だと思うときもある。

正社員になってお客や上司や部下の板挟みになって、精神的に病んでしまった人も沢山見てきた。

そんな状態になるぐらいなら「派遣という働き方」も「あり」だと思うんだ。

ただ、派遣会社に働くのであれば、派遣会社の仕組みやデメリットをしっかり理解すべき。

参考記事:派遣会社に転職すべきか?派遣会社の仕組みと危うさ

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