転職に有利なおすすめの時期は何月なのか?を調査

転職に有利な月って、いったい何月なんだろう?
そんな風に思った経験はありませんか?

できればスムーズな転職を目指したい。
そのために有利なおすすめのタイミングがあれば、そこを狙いを定めたい。

これは自分自身が転職しようと思ったこと。

と、言うのもプロフィールにも書いたけど、おれは偏差値40ちょっとなんだ。

学校の名前を見られたらアウト。

転職が不利なのは事実。

だからちょっとでも、転職が有利になるように試行錯誤した。

今回は「何月が転職に有利か?を過去に調べて分かった結果」と「2016年現在は、どうなのよ?」を調べてみたよ。

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インターネットによく書いてある転職に有利な月

調べ事の基本と言えばインターネット。
インターネットは便利で調べたい事を検索すれば、大抵のことは記載してある。

とっても便利。

そのインターネットにはこんな風に書いてある。

転職の中途採用には、季節によって求人数が増加する有利な時期があります。
その有利な月とは夏終わりの9月、10月そして年度末の2月、3月です。

ほうほう。
転職ってそういうものなのか。

そしてなぜその月が転職に有利なのか?の理由も書いてある。

転職が有利な月がある理由

  • 年度末に退職した人の補充と、新人と研修のタイミングを合わせるために2月・3月は有利です。
  • 企業は半期ごとに事業計画を行うために、9月・10月に求人が増えるのです。

なるほど。
そういう理由があるのか!

「よっしゃ!じゃ2月・3月もしくは9月・10月の時期を狙って転職すっか!」

と、思った人、ちょっと待て!
本当にこのデータを信じていいだろうか?

実際に求人数を調べた結果どうなったのか?

人が作ったデータじゃなくて、自分で調べるのが一番。

平成27年(2015年)求人掲載件数を調べてみるよ。

求人掲載件数とは

  • 転職サイト
  • 新聞の折り込み求人紙
  • 無料の求人雑誌(コンビニとか本屋さんにあるもの)
  • 有料の求人雑誌

この合計した求人掲載した合計の数字。
こういうデータは厚生労働省や社団法人が掲載しているのよ。
(社団法人はおそらく天下り先だよねぇ・・・)

ただ、恐ろしいほど分かりづらい!
言葉の定義も難しいし、データもバラバラ。

頑張ってまとめてみると、こんな結果になった。

平成27年(2015年)月別求人件数

2015%e5%b9%b4%e5%b9%b3%e6%88%9027%e5%b9%b4%e6%9c%88%e5%88%a5-%e6%b1%82%e4%ba%ba%e4%bb%b6%e6%95%b0%e3%81%ae%e6%8e%a8%e7%a7%bb

縦軸が”求人件数”で、横軸が”月”になっている。

注目すべきは赤丸の部分。
このグラフでは3月と11月に求人数の多い。

インターネットに書いてあることとは、ちょっと時期のズレがあるけど大枠では正しい。

じゃ、平成26年(2014年)や平成25年(2013年)はどうなるのか?
まとめてどうぞ!

平成26年(2014年)月別求人件数

2014%e5%b9%b4%e5%b9%b3%e6%88%9026%e5%b9%b4%e6%9c%88%e5%88%a5-%e6%b1%82%e4%ba%ba%e4%bb%b6%e6%95%b0%e3%81%ae%e6%8e%a8%e7%a7%bb

平成25年(2013年)月別求人件数

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やっぱり注目点は赤丸の部分。
3月・9月~11月が求人掲載数が多い月。

若干のズレはあってもやっぱり2月・3月・9月・10月・11月は求人数が多くて転職が熱い時期。

皆さんもこの時期を逃さず、頑張ってください!

・・・。

・・・。

・・・。

いや。待てよ。
このデータだけを見て、本当に正しいのだろうか・・・。

データはウソを付く!真実を捉えよ!

はっきり言う。
インターネットはウソだらけです。

いや。インターネットだけじゃない。
本や雑誌もウソが多い。

データって意図的に「こう見せたい」と思ったら、いくらでも可能なんだよね。

もちろん嘘を付くには理由がある。
本・雑記・ネットの場合は商売だから嘘を付くんだ。

これは何も転職情報に限った話じゃないよ。

誰でも見破れる嘘は例えば「激安!」とか「お買い得!」とかね。
さすがにこの言葉に騙される人は少ないだろうけど、そもそも激安の定義ってなに?って話。

「私が調べた3店舗の中では、当社が一番安かったら激安と書きました」と言われれば、誇張拡大はしているけど嘘ではない。
(まぁ、実際には知っててやってるからウソなんだろうけど)

多くの人が騙されてしまうのは「激安」とか言葉ではなくデータ。

「データは正しくウソを付かない」と思っている人が多い。

ところが、どっこい。

例題 少年犯罪件数は増えているのか?

「データってどうにでもなるんだよ」って例題のために、少年犯罪件数のデータを使うよ。

これはおれが作ったグラフね。
(データの中身は警察が公表しているもの)

2000年から2003年の少年犯罪の推移

2000%e5%b9%b4%e3%81%8b%e3%82%892003%e5%b9%b4%e3%81%ae%e5%b0%91%e5%b9%b4%e7%8a%af%e7%bd%aa%e4%bb%b6%e6%95%b0

このグラフは縦軸は少年犯罪数で横軸は年になっている。
このデータを見てどう思う?

「2000年以降は少年犯罪が急激に増加している」って思うよね?

まったく若者はけしからん!

けど、このグラフをもっとたくさんの年月を取ると。

1989%e5%b9%b4%e3%81%8b%e3%82%892010%e5%b9%b4%e3%81%ae%e5%b0%91%e5%b9%b4%e7%8a%af%e7%bd%aa%e4%bb%b6%e6%95%b0

これは同じデータを使って作成したグラフ。

このグラフは1989年~2010年。
前のデータは2000年~2003年のデータのみ。

ひとつ前のグラフは緑枠の部分だけ使って、少年犯罪が増えているように、見せかけただけ。

犯罪が多く見えるようにグラフを細工したよ。
(データの数字は変えてない)

まったく同じデータを使っても、印象としてはまったく違うよね。

このデータを見た結論!
”年によって若干の上下はあるが、少年犯罪は減少傾向”

ということが言える。

まったく同じデータでもこれだけ違う。
しかしこれにもう一つ要素を加えるだけで、まったく見方がわかるのよ。

じゃ、もうひとつ問題ね。
「少年の犯罪が減っているということは、良い子の割合が増えたのか?」と言われれば実は違う。

前に見せたグラフは犯罪件数の推移しか見れてない。
少子化で子供の数は減っているはずだから「良い子が増えたか?」は判断できない。
子供が減れば、少年犯罪数が減るのは当たり前なんだ。

じゃ、人数も加味したグラフにするよ。
下のグラフは「少年が1000人いたら、何人の人が犯罪したの?」ってグラフね、

1989%e5%b9%b4%e3%81%8b%e3%82%892010%e5%b9%b4%e3%80%811000%e4%ba%ba%e3%81%82%e3%81%9f%e3%82%8a%e3%81%ae%e5%b0%91%e5%b9%b4%e7%8a%af%e7%bd%aa%e7%8e%87

どうかな?
最近の若者が良い子が多いと言えるかな?

このグラフから読み取れることは
”グラフの真ん中あたりの1996年~2005年の間は少年犯罪が増えている”
と思うだろう。

話が長くなってしまったけど、
要はグラフを作る人によって、意図的に操作しようと思えばコントロールできる。
だから簡単に信用しちゃダメだよ。

話を転職に戻そう。

本当に2月・3月・9月~11月は転職に有利なのか?

2月・3月・9月~11月は求人数が多くなる傾向があったよね。
これは間違いない事実。

じゃ「求人の数が多ければ、転職しやすいのか?」

違うよね。

求人が多くても、転職したいと思う人が多ければ有利とは言えない。
求職者が増えるってことは、ライバルが多く逆に不利になる。

じゃ「転職希望者 1人に対して、いくつの求人があるか?(求人倍率)」という数字で見るよ。

まずは2015年のデータ。

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縦軸が”求人倍率”で、横軸が”月”になっているよ。

あれ?
2月・3月・9月~11月は求人数が増えていたのに、求人倍率は大きな変化がない。

次!
2014年のデータ。

2014%e5%b9%b4%e6%9c%88%e5%88%a5-%e6%b1%82%e4%ba%ba%e5%80%8d%e7%8e%87

やっぱり、2月・3月・9月~11月に求人倍率は増えていない。
しかも9月は若干減っとるやんけ!

次!
2013年のデータ。

2013%e5%b9%b4%e6%9c%88%e5%88%a5-%e6%b1%82%e4%ba%ba%e5%80%8d%e7%8e%87

あれ?

インターネットでは「2月・3月・9月~11月は転職に有利って言ってたじゃん!」
である。

つまりはウソ。

なぜ、求人の数が増えているのに、求人倍率が増えないのか?
それは「2月・3月・9月~11月は転職希望者が増える」から。

「なぜ、こんな時期に転職希望者が増えるか?」の簡単な理由。

退職する時期はみんな同じタイミング

2月・3月・9月~11月 に転職希望者が増えるのはボーナスの関係です。
6月と12月のボーナスを貰ってから、退職する人が多い。

転職の入社時期はコントロールすることが難しいけど、退職時期をコントロールするのは簡単なんだ。
「辞めます」って言うだけだから。

会社から止められて「せめてもう少し残ってくれないか?」と言われる人もいるよ。
けど「無理です」と言えば終了。

「2月・3月・9月~11月」は求人数が増えるが、その分転職しようとするライバルも増加するだよ。

企業は求人に多くの人が集まると、足切りを始まる。
(足切りとは年齢や学力だけで、不採用になること)
多くの求職者が入れば全員の職務経歴書を読み込んで、面接する時間なんて取れない。

  • おれみたいに学力が低い人。
  • おれみたいに転職回数が多い人。
  • おれみたいに転職適齢期を過ぎてしまった人。

そんな転職弱者には、ちっとも転職に有利な時期じゃないよ。

職務経歴書さえ読んでもらえれば・・・
面接さえさせてもられれば・・・という夢は儚く散る。

そもそも「2月・3月・9月~11月」になぜ求人数が増えるのか!?

とは言っても「2月・3月・9月~11月」に求人数が増えるのは事実。

なぜ、この時期に求人数が増えるのか?

・・・。

・・・。

・・・。

それはやっぱりボーナスです(笑)

例えば、6月にボーナスをもらって退職しよう思う人いたとする。
退職の意志を会社に伝えるのは、退職希望日の1カ月~3カ月前が一般的。

6月に退職する人は、3月・4月・5月のどこかで退職の意志を伝えている。

退職の意志を伝えたからって、会社はすぐに求人を出すわけじゃない。
すぐに入社しても、本当に即戦力になれる人は、ごく一部。

同じ業種で経験が豊富でも、多くの人は教育期間が必要なるのが一般的。
会社によって、やり方が違うから仕方がないんだよ。

そうなると、急いでもあまり意味はないんだ。

「山田君が辞めたし、そろそろ求人だそうかな?」って重い腰を上げるのが8月、9月あたり。

だから、求人数が増えるんだよねぇ。

「2月・3月・9月~11月」に求人数が増える、もう一つの理由は転職サイトや転職エージェントの存在

「2月・3月・9月~11月」に求人数が増えるのは、もう一つ理由がある。
それは転職サイトや転職エージェントの存在。

転職サイトは求職者が内定を取ったら、企業から報酬が貰えるんだよ。

ボーナス貰ってみんな6月に退職するでしょ。
そうすると転職サイトに登録する人も増える。

転職サイトからすれば、転職希望者ばかり増えて、求人少なくなる。
せっかくお客さんが増えても、売る商品がない状態。

これじゃ、商売にならない。

だから会社に「求人はありませんか?」と営業を仕掛けるんだ。
逆に言うと、転職サイトの営業マンはプロ。
ボーナス時期に辞める人が多いことを知っている。

人材不足で困っている会社が多いから営業を仕掛けると、求人数も増えていく。

これはボーナスという仕組みが無くなる、もしくはボーナス時期が変わらない限りは、ずっと同じだよ。

ボーナスの時期は分からないよ。
会社には決算があり株主に報告するんだ。

売上が減ってるのにボーナスを沢山渡したら株主は「ボーナスを減らせ。ボケがぁ」って怒るわけ。

ボーナスは決算の調整に使われている。
これじゃボーナス時期は変わるはずないよね。

結局、転職が有利な時期は何月なんだ?

もし自分が

  • 転職に有利な資格を持っている。
  • 学力が高くて、学校名も有名。
  • 転職回数が少ない。
  • 年齢が適している(25才~32才ぐらい)

という条件であればやっぱり、「2月・3月・9月~11月」を狙うよ。
求人数が多いということは、選べる会社も多いということ。

自分が転職強者ならば、ライバルに負けることは考えなくていい。

けど、・・・私は転職弱者なんだよね・・・。

だから、あえてこの時期を狙わない。
狙わないというか、気にしないというのが正しい。

実際に「転職は次期なんて気にすることないよ」ってデータもある。

真実を見極めよ!転職に有利な時期はあるのか!

もう一度、2012年~2015年の求人倍率のグラフを見てほしい。
今度は、2012年~2015年を重ねてみるよ。

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の線が2015年・の線が2014年・の線が2013年。
そうすると、ある傾向が見えないか?

そう。
年末になると求人倍率が上がっている!!

じゃ、ないよ。
特に年末に転職活動した方が有利なわけじゃない。

このグラフから読み取れることは、ここ数年ずっと求人倍率は右肩上がり!ってこと。

いつから?
2009年のリーマンショック以降ずっとです。

つまり、何月が転職に有利・何月が転職不利なんて本当は小さな変動でしかない。

その年、その年の変動の方が、大きな違いがあるんだよ。

その証拠に2013年1月~2016年6月までの求人倍率をひとつの線にすると・・・。
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2013年1月の求人倍率は約0.85。
100人の求職者に対して、求人数は85件。

2016年6月の求人倍率は1.4付近。
100人の求職者に対して、求人数は140件あることになる。

こんな感じで2009年以降はずっと求人倍率は綺麗な右肩上がり。

月の求人数が増えた減ったなんて、ゴミみたいに小さい事でしょ?

そうなんだよ。
転職に有利な月なんて気にする必要はないんだ。

これは2017年になっても2018年になってもリーマンショックみたいに大きな波がなければ同じだよ。

ただデータから見ると、今はここ数年で転職しやすいのは時期なのは間違いない。
(けど、変に焦っちゃだめだよ)

これからもっと良くなる可能性もあるし、リーマンショックみたいに急落下もあるかもしれない。

それより重要なのは、あなたの転職に対する意欲。
高いやる気を保って継続するって難しいことなんだよね。

転職って結構、時間がかかる。
もちろんすぐに希望の会社が見つかり、一発で内定を取れれば1ヶ月ぐらいで終わる。

けど、実際に会社を探すと迷うし、一発で内定を取れる人なんて少数。

働きながら転職する人は仕事と面接日の調整も難しいもの。

だから長期戦だと思って臨んだ方が良い。

その期間、やる気を維持する意欲がある時期が転職に適した時期だと思う。
このやる気が高い時が、一番成功する確率が高い時だと思うのよ。

企業に対して転職する人が一番のアピールしなければならないのは「やる気」だからね。

はぁ・・・おれも2013年に不採用になった会社に転職すっかな・・・。

おさらい

  • データは「何が書いてあるか?」より「誰が書いているか?」を見極めよ
  • 転職に有利なタイミングなど存在しない。存在しても僅かに変化するだけ
  • 転職に有利な時期は、自分のやる気が高い時。「鉄は焦らずに熱いうちに打て」
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