退職の意志を伝える。マナーはあなたを守る壁になる

転職する人は必ず通る道。
それは退職の意思を会社に伝えること。

簡単そうで難しく慎重にやらないと痛い目に合ってしまう。

転職するのは大変だけど、綺麗に退職するのは同じぐらい大変な作業。

今回は痛い目を見ないために最低限のマナーと、痛い目を見た実体験について書いてくよ。

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退職にする会社はどうでもいいはダメ。最低限のマナーは守れ。

もしかしたら「もう辞める会社だからどうなっても構わない」と思っている人はいないか?

「ムカついたから、意地悪な辞め方をしてやろう」と思っている人もいるだろう。

「大人気ないから止めろ」なんて言うつもりはない。
転職はとても大変で、こういった負の感情が底力になることだって沢山ある。

ただ単に自分自身の為にやめた方がいい。これが経験から言える言葉。

体験談。退職した会社と今の会社に繋がりが出来ちまった件

一社目に勤めていた会社は常用型派遣という会社。
派遣元としては正社員だけど、そこから出向していた。

当時の自分が行った退職方法は、決して人に褒められるようなやり方じゃなかった。
心のどこかに「もう辞める会社だから関係ない!」って思っていたんだよね。

具体的に言うと、退職の意志を会社側に伝えたときに止められたんだ。
(今思うと止めて”頂いた”んだ)

けど、給料が安くて学生時代の貯蓄を食い潰しながら奨学金を返済していた。
こっちからすると、待ったなしの状態だったの。

それに若かったから生意気だったんだよね。

奨学金と生活の話を素直に言えば揉めることはなかったかもしれないが・・・。

若かりしき頃の邪魔なプライドかな。
言えなかった。

だから「自分の意志は固いです」とだけ伝えたんだけど、何度も「考えな直さないか?」ってしつこい。
(今思うと、しつこくして”頂いた”)

派遣先からも同じことを何度も言われていた。

どうにもならなくなって取った手段。
それは「派遣会社を立ち上げるから直接雇用してみないか?」という提案を派遣先にしたんだ。

当時の気持ちは、半分冗談だけど半分本気だったよ。

心の中では「9割は反感を買うだろう、けど1割ぐらいの可能性があるんじゃないか?」って。

派遣の仕事って我々の給料の倍から3倍ぐらいは収入がある。
上手く契約に進めば給料は3倍になっても不思議じゃない。

案の定と言うべきか、勤めていた会社には「裏切り行為」派遣先には「生意気な奴」という印象が付いた。

当然のことながら避難の嵐。

でも「構わない」って思っていたんだよ。
理由は所詮は退職する会社だから。もう関係ないから。

あら、お久しぶりです。次に勤めた会社で再会

一社目と次の会社は同じ業界だった。

転職先の会社には仕事が出来る営業マンがいて、付き合う会社をどんどん増やしていた。

そのひとつが最初に派遣先として勤務していた会社。

以前に勤めていた会社と現在の会社に繋がりが出来ちまったってこと。

初めはその会社名を聞いたときは「まさか」って思っていたんだけど、その「まさか」。
世の中は自分が思うほど、広くないんだよね・・・。

しかも、自分の会社が仕事を請け負う立場。
チカラ関係で言ったら、圧倒的に相手が上。

定期的に顔を合わせる関係性。
あれこれと指示を受ける立場。

それからは仕事は地獄だったよ。
元部下であり義理を欠いた方法で逃げ出すように退職した奴が、下請け会社にいるんだもんね。

今の会社に「嫌な辞め方したので、その会社とは付き合いたくないです」って言える?新人の立場で。

胃薬が主食の生活をしていたのは言うまでもない。

そこから学んだ教訓は・・・

次の会社は500km離れた会社だとか、まったく関係ない異業種に転職するとか決まってない限りは、退職時のマナーは大切。

若気の至りじゃすまないよ。
というか、若気の至りじゃすまなかったよ(黒歴史の体験談)

【退職時のマナー1】いきなり退職届を出すな。形だけでも上司に相談後に提出しろ

たまにいるんだよね。
いきなり退職届を出す人。
これは礼儀としてもルールとしてもNG。

インターネットとかで調べると分かるけど、退職届には日付が必要なんだ。
普段の仕事では意識してないけど、会社と私たちは契約を結んで働いている。
(きっと皆さんも入社時に契約をしているよ)

契約が切れる日というのを明記しないといけないんだ(ルール上は)。

それに相談もされずに退職届を出されたら、管理している上司の立場がなくなるんだよ。

だからまずは上司に口頭で退職の意思を伝える。
退職の了承をもらって退職日を話し合ってから提出する。
これが正しいマナー。

相談と言っても次の会社が決まっている場合もあるから、本当は一方的な押し付けになる。

押し付けなんだけど、形の上では相談して決めたという風にするのがベスト。

【退職時のマナー2】退職の相談するのは下から順番に

例えば、自分が平社員で係長・課長・部長がいる会社の場合は
係長→課長→部長の順番に退職することを伝える。

順番を飛ばしたら、中間にいる人にとっては気分が悪いよね。
しかも退職する影響を受けるのは、係長>課長>部長の順番だよ。

退職者がでると被害を受けるのは下の人達。

会社って資金繰りに大変な社長を除けば、仕事って上に行けば行くほど楽になる。

上に行くと責任が増えると言うが、責任を取って退職した人をオレはひとりも知らない。

だからこそ、役職が下の人から順番に伝えるべきなんだ。

「え?退職の意志を伝えるのは1回でも辛いのに3回もやるの?」と思うあなた。

安心せい。
多くのの係長は「意志は分かった。おれから課長に伝えるわ」と言ってくれる。
(名ばかりの係長っていう例外はあると思うけど)

まぁ、その後に呼び出し受けて役職者の皆さんと面談の機会があるんだけどね。

退職するなら通らなきゃいけない道だと思って諦めなさい。

【退職時のマナー3】本音は言うな。建前でいいんだ。

退職理由を本音を言ったらもうケンカにしかならない。

退職の理由で多いのはこんな感じなんだよ。

  • 会社の将来性を不安に思ってる
  • 給料に不満がある
  • 馬鹿みたいな残業に我慢の限界
  • おまえのパワハラが原因だ
  • 何をもって人事評価しているのか理解ができない。

これらの本音は全て伏せるべき。

なんにせよ退職しようとする人は、その会社の事を何かしらの理由で「ダメな会社」だと思っている。

退職の意志を聞く人は、立場的にも年齢的にも、一生その会社に居ようと思っている人。
もしくはその会社に勤めるしか選択肢がない人。

考え方が交わることはないんだよ。

だけど、退職の意志を伝えた後に上司が言う言葉は決まって「なんで?」なんだよ。

もちろん「なんで?」の理由を正直に答えたらケンカ。
けどみんな聞く。

これって単純に興味本位なんだよ。

だから「なんで?」って聞かれても「すいません。自分自身いろいろ悩んで家族、友人にも相談して退職しようと決断しました」と、答えになってない回答すれば十分。

大切なのは理由は明確に言わずとも「決断した」「決意した」とか断定の言葉で伝えること。

それでも「どうして退職するの?」と言う、空気を察しない上司はアホ。
でも我慢するんだ。

この時の対策方法は2つ。

「すいません。自分の胸の中に留めさせて下さい」を繰り返すオウムになる。

もしくは「実は知り合いの会社から「どうしても」と誘われていまして・・・」とウソを付く。

きっと転職しようと思っている人は”不満”とか”怒り”という負の感情を”やる気”に変換している人もいるだろう。
それ自体は悪いことだとは思わない。

人が力を発揮する時は負の感情をコントロールした時だと思うからさ。

けど、本音で退職の理由を言ったら、相手が負の感情を持つだろう。
想像しただけで怖いよ。

退職理由を何度も聞く残念な上司を持ったあなた。
「すいません。自分の胸の中に留めさせて下さい」か「実は知り合いの会社から「どうしても」と誘われていまして・・・」の好きな方を選んでくれ。

ちなみにおれは「誘われた」を選んだよ(笑)

【退職時のマナー4】退職届にも余計な文章を入れるな

初めて退職届を書く人は「どうやって書けばいいのか?」「気の利いた言葉を入れた方が良いのか?」
と思う人もいるだろう。

けど、文面はインターネットからのコピペで十分です。
というか余計なこと書かない方がいい。

「一身上の都合により」から始まり日付と自分の名前、最後に宛先になる会社名と社長の名前のみの簡単な文章。

「○○さんには在職中に大変お世話になり・・・」なんて書いたら
「○○さんの名前を書いて、××さんの名前がないのは失礼だよな」とか余計なことを考える。

辞めていく人間の退職届の内容には誰も気にしていない。
退職届は形式上は必要なだけなんだから、形式上で書くべき。

感謝の意志を伝えたいのであれば、それは個人的に伝えればいい。

【退職時のマナー5】仲良しの同僚にも退職すると伝えるな

退職する失敗パターンとしてよくあるのが、先に同僚に退職の意志を伝えること。

同僚がおしゃべりでそれが上司の耳に入ったら最悪。

人間ができた上司じゃない限り、一気に人間関係は崩れると思ったほうが良い。

世の中、色んな人がいるから気に入らなかったら「いじめてやろう」という小さな人がいるもんだよ。

今までは同僚だから気を使ってくれていた。
けどあなたが「辞める会社だからどうでもいい」と思うと相手は「辞める奴だからどうでもいい」って思われる。

 

そんな危険性を考えると、先に退職の意志を伝えても良い同僚の条件は、「会社を辞めても一生付き合える友達になれるか?」だよ。

そう思っていても退職後、3年も経てば疎遠になるもの。

あなたの周りに3年前に退職した職場の人と仲良くしている人っていますか?

オレは中学、高校からずっと付き合っている友達はいても、辞めた会社の人で今でも付き合っているのはたった1人しかいない。

その理由は、共通の話題の中心は「会社の話」だったんだよ。
退職するとその話題の中心がなくなっていくんだ。

そうなると「あれ?話題がないな」「気が合うと思ってたのにな」ってなるのが普通。

その事情を踏まえて「一生付き合える友達」と言い切れる人には退職の意思を先に伝えても良い。

もし、その同僚が原因で退職の時に辛い思いをしても、あなたは友人を許すことが出来る関係性なのだから。

「一生の友達と言い切れる自信がないな」と思うのであれば、上司からの全体報告するのを待つべし。

退職にパワーを使わないためにも退職のマナーが必要

次の職場が決まってるしても、退職してから転職活動をしようとする人も関係なく、出来るだけ退職にはチカラを使わずに、次の会社を目指すために力を使った方がいい。

よく結婚するより離婚する方が大変だってよく聞くけど、転職も同じ。

入社するより退職する方が、とても疲れるんだ。
(ごめん、離婚の方は経験がないから本当は知らない)

良くない退職方法を選択したせいで、膨大な引き継ぎを押し付けられるパターンもある。
嫌味を言ってくる人もいる。

そんなこと気にせずに、新しい会社で上手く立ち回ることに集中した方が自分のため。

退職のマナーは周囲への礼儀や義理のためでもあるけど、それはきっとあなたを守る壁になる。

もしどんなにマナーを守っても足を引っ張る奴がいたら、その時は迷わず蹴散らせ。

おさらい

  • 退職届は上司と相談した後に、退職日を決めて提出した方が良い
  • 退職の相談は役職が下から順番に。が望ましい
  • 退職時には会社や同僚の不満を言ってはいけない
  • 退職届の内容はインターネットをコピペして余計なことは書くな
  • 仲良しの同僚に退職の意志を伝えるな。それが理由で揉めても恨まない関係ならOK
  • キレイに退職するのは、礼儀やマナーでもない。自分のためだと知れ

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